はじめての卒園アルバム

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2021.9.7

卒園アルバムの写真は ダメダメでも大丈夫?

卒園アルバムの写真は ダメダメでも大丈夫?-タイトル

(この記事は2020年12月29日にリリースしたものです)

こんにちは、卒園アルバム制作メーカーkidsDon!(キッズドン!)の宗川 玲子(そうかわれいこ)です。

今回は「卒園アルバムの本当の価値は“写真のクオリティ”ではない」をテーマにお話しします。

卒園アルバムの価値は写真のクオリティではない

外部カメラマン委託の見合わせ

卒園アルバムに使用する写真の撮影者に、プロカメラマンを導入している園は少なくありません。

ですが、世間を脅かすコロナウィルスの感染拡大により、外部からの感染リスク低減を目的に、元来カメラマンを採用していた園も一時見合わせとしてるところが多いのが現実です。

心配なのはこの動向により、卒園アルバム用と目論んでいた写真が確保できない、仮に変わりに限定された保護者や先生が撮影代行しても、そのクオリティに不安が生じる…といった点です。

カメラマンの派遣がなくなりいい写真がない

高いクオリティの写真を載せたい

確かにカメラマンの撮影は素人の撮影とは一線を画すものがあります。

写真の天地左右まで計算されたかのような構図、鮮やかな色彩や明るさ、被写体を確実に捉え後方には柔らかいボケが敷かれる…そしてそのシャッターチャンスを逃さずに一瞬にしてファインダーに収めるのは「技」以外何ものでもありません。

当然アルバム委員や、卒園アルバム担当の先生としては、これら美しい写真でアルバムを構成し、グラビアのような見栄えとしたいところでしょう。

素人撮影の写真は卒アルに不向き?

それでは素人の撮影した写真は不適合かというと、卒園アルバムに関してそんな事は全くありません。

むしろ素人っぽさが味を醸し出し、プロの完成されたものとは一味異なる趣があると私は思います。

また、卒園アルバムは、卒園生とその保護者、また園の関係者以外の第三者への閲覧や販売を目的としたものではなく、あくまでも園の雰囲気や、その行事を把握している方の閲覧にほぼ限定されます。

これにより「品質評価」を過度に意識する必要はなく、たとえ画質が多少悪かろうと、ピントが少し外れていまいが、撮影当時の様子がはっきりとわかる写真であることが重要といえます。

素人写真には味があります

それは卒園アルバムの持つ「大切な役割」に通じます。

卒アルの役割は記憶を引き出すもの

ごく当たり前ではありますが、アルバムを開いた時、たとえクオリティの低い写真であれ、その当時を「想起」させてくれます。

想起とは、普段意識せず気にもとめぬ記憶が脳の奥底から引出される事を言います。

卒園アルバムは当時を想起させるきっかけの役割

引っ込み思案だった3歳の頃から、立派に主役を演じた生活発表会の我が子の立ち振る舞い。少しづつ協調性を持ち、年長では友だちと一致団結して成功した運動会の組体操。

1歳の写真には、現在の反抗期の態度が信じがたい、楽しそうないたいけな表情。卒園から時を経てアルバムを開くと、こんな情景と想いがめぐるのではないでしょうか。

さらに記憶は引き出されます

そのような記憶の引き出しを開けるのに、写真の品質は大した問題ではないのです。

その記憶からさらに当時の思い出につながり、雨の日も風の日も頑張って保育園や幼稚園に送迎した日々や、教室に入るとくしゃくしゃな笑顔で胸に飛び込んでくる子どもの姿、家族で行った場所、過ごした時間までが蘇ります。

例えアルバム委員の写真選定担当者が「あまり写りが良くないな」とその時感じても、時が経てば輝きを増して感動を与える写真となるはずです。

今は低評価でも未来では高評価に

今ある写真がダメダメでも積極的に採用して、なんとか仕立てた1冊のアルバムは、未曾有のコロナ禍での制作という貴重な体験も相まって、かけがえのない宝物となるでしょう。

今回も最後までご覧いただきありがとうございます。それでは、また。

卒園アルバムキッズドン!代表-宗川 玲子
キッズドン! 代表 宗川 玲子(そうかわ れいこ)

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