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2023.8.11

卒園アルバムに使う写真撮影の基本「遠からず近すぎず」の理由とは?

タイトル

こんにちは、キッズドン!の宗川 玲子です。

今回はベストな「写真撮影の構図」とは?についてお話しいたします。

結論から申し上げますとそれは、

「遠からず近すぎず」

の写り方です。

いい表情を迫力ある画風で収めるためぐいぐい接近して撮影、写真に写る公平性を守るためになるべく全体を入れての遠景撮影…

になりがちなのですが、これらの写真ばかりですと、卒園アルバム制作時にちょっと苦労することになります。

「遠からず近すぎず」撮影のおすすめ理由を中心に、それを実行するためのテクニックについても触れていきます。

今回のポイント:写真の見え方は後からでも変えられます
この記事はこんな問いにお答えします
  • 切り抜きをに最適な撮影方法を知りたい
  • 遠くに写る園児は拡大して使用できる?
  • レイアウトする時写真はトリミングした方がいい?

なぜ「遠からず近すぎず」?

それは、卒アル作成の際に「トリミング(写真の一部を切り出すこと)」「切り抜き」が必要となるからです。

まずこのトリミングと切り抜きについて簡単に解説いたします。

トリミング

トリミングを行う理由は「意図する画(イメージ)を作る」「レイアウトバランスを良好にする」の2つがあります。

意図する画を作る

トリミング一例

  • 1.3名の園児のうち1名をカットして2名だけを見せたい
  • 2.発表会で手前に写る観客をカットしたい
  • 3.写り込み過ぎてる背景を削除し人物を強調したい

などが挙げられます。

レイアウトバランスを良好にする

レイアウトを調整

写真を配置していくと「隣の写真の幅があと1センチ短ければベストな配列なのに」という状況は頻繁に起きます。

この時各々の写真に適度な「余白」があれば、余分な空間をカットして写真を理想のサイズにすることができます。

その他「四角形の写真が横一列に続いてると味気ないので丸型の写真をアクセントに入れよう」といった場合、その写真に天地左右の予約がないと「丸」でトリミングすることができません。

このように「遠からず近すぎず」撮影は余白があることで柔軟な調整が図ることができるわけです。

トリミングをテーマにしたブログ記事がございます。併せてご覧ください。

切り抜き

そしてもう一つの理由は「切り抜き」の使用です。

ここで言う切り抜きとは「人物のシルエットに沿って忠実にくり抜く」ことを示します。

ユーモラスなポーズの園児をフィーチャー、どうしても重なり合う前面写真を切り抜きで違和感排除、など上手く使用することで卒園アルバムのページを何倍にも引き立てます。

切り抜きは卒アルの代名詞

AIが切り抜きやすい画像とは

最近ではAIの技術を搭載したアプリやソフトが登場し、いとも簡単に高精度で切り抜きが行えるようになりました。

切り抜きに適した写り方は「全身がおさまっていて、なおかつ天地左右に余白が少しある」ものです。

AIが人物認識をする際、被写体の輪郭を検証するのですが、その写真が高い精度で撮影されてるか如何によって切り抜きのクオリティが変わって来ます。

このことから遠すぎてシルエットが曖昧であったり、近すぎてシルエットが途中で寸断されるような写真は、切り抜きにふさわしくない部類と言えます。

よろしければAI切り抜きに関するブログ記事を併せてご覧ください。

反対に「遠い撮影・近すぎる撮影」だとどうなる?

反対に「遠い撮影・近すぎる撮影」だとどのようなデメリットが生じるでしょうか?

遠い撮影

ここでの「遠い撮影」とは「遠くにいる園児を遠目で撮影し後にズームをして使用するケース」を示します。

園児全体を入れての遠景撮影や、意図的に遠目の撮影にした場合は除きます。

画質劣化を引き起こす

「ズーム機能がないカメラで運動会や発表会を撮影して、後からパソコンソフトで拡大しよう…」というお考えの方は一定数おられます。

多少のズームアップであれば問題ありませんが、遥か遠くの園児を目の前にいる位に拡大すると次にような現象が起こります。

ピクセルが開き過ぎて画質劣化

パソコンソフトやスマホアプリでズームアップしても、画質が低下して写真がぼやけたりカクカクした状態で見えてしまいます。

このような状態の写真を「使うか否か」の判断の一つとして「周囲の写真との比較」があります。

周囲の写真と比較する

仮に周囲の写真が高精細で鮮やかな写りである場合、前述の画質劣化を配置することで、その写真は異質に見えるでしょう。

反対に周囲の写真がさほど写りが良くない場合は採用の方向としても良いでしょう。

卒園アルバムはページをめくった瞬間の印象が「見る方の評価」につながるのが現実です。

それを意識した上で「採用不採用」をお決めください。

遠景撮影の写真はどう扱うか

遠景撮影した写真は、無理に拡大したり切り抜いたりせず、全体を四角形フレームなどでシンプルに見せた方が良いでしょう。

近すぎる撮影

「いい写真を撮るぞ」と意気込めば意気込むほど、ファインダーに写る園児に近づいてゆくものです。

渾身の一枚を目指してシャッターを切ったその写真はどのように写っているでしょうか?

恐らく頭部が一部切れてる、左右に余裕が無いなどの写りとなるでしょう。

近すぎる写真はどう扱うか

この状態ではトリミングや切り抜きは出来なくなることから、四角の写真として使用します。

近すぎる写真は「渾身の一枚」であることが多いため、特段加工を施さなくても光り輝いているものです。

シンプルにそのままを見せましょう。

「遠からず近すぎず」の撮影での注意点

それでは「遠からず」「近すぎず」撮影するための方法の一例を紹介いたします。

各項目とも、まず初めに「これはNG」という内容から解説し、その後に推奨する撮影方法を紹介いたします。

遠からず撮影する方法

これはズームレンズを使用しズームアップ状態で撮影するに尽きます。

ですがスマホのズームにはご注意ください。

NG撮影:スマホのデジタルズーム使用

スマホ撮影の画質が悪くて悩む女性

スマホのデジタルズームは、画像を拡大するために画面の周辺部分を切り取り、中央部分だけを拡大する機能です。

そのため画像の画質が劣化します。またデジタルズームはレンズが被写体に近づいて撮影するわけではないため、ピントが合わずぼやけた画像になることもあります。

以下は、デジタルズームの使用における5つのデメリットになります。

  • 画質が劣化する
  • ピントが合わない
  • ブレる
  • ノイズが入る
  • 処理に時間がかかる
NG撮影:使い慣れていない望遠レンズ使用

望遠レンズは使い慣れてないと難しい

一眼レフやミラーレスカメラでズームレンズや望遠レンズがある場合、それを使用しない手はありません。

ですが、この望遠レンズは使い慣れていないと「思ったような写真」が撮影できない可能性があります。

望遠レンズでもっとも起こりがちな現象は

手ぶれ

です。手ぶれが起きる原因を挙げてみます。

  • レンズの焦点距離が長いためわずかなカメラのブレが大きく写り込みやすい
  • 望遠レンズは明るさが暗いためシャッタースピードを遅くする必要があり手ぶれが目立つ
  • 望遠レンズは重いため、カメラを支える力が弱くなる

ある意味プロカメラマンがライフルのように突き出た望遠レンズを片手に、美しい写真を収めるのは至難の技だと感心します。

また望遠レンズには下記のような弱点があります。

  • 被写体がフレームアウトしてしまうとどこにいったか分からなくなってしまう
  • 背景がボケやすいため背景を活かした絵を作ることが難しい
  • 最大の明るさ(F値)が標準レンズより低いため暗めの雰囲気になりがち

望遠レンズ使用を克服する方法

いくつか方法を挙げてみます。

  • 出来れば三脚を使用する
  • シャッタースピードを速くする
  • ISO感度を上げる
  • カメラをしっかりと構える
  • 両目撮影をする
出来れば三脚を使用する

運動会などの動きがある撮影の場合、三脚使用は難しいと思いますが、発表会などの比較的「静」の被写体であれば問題ないと思われます。

また三脚は出来れば最長170センチほどの高さがあると、手前の障害となる物体や人物を超えて撮影することができます。

両目撮影をする

この両目撮影とという言葉を初めて聞いた方もおられるのではないでしょうか?

両目を開けて撮影することで、被写体の全体像をより正確に捉えることができます。

前述にも挙げましたが、ファインダー内だけを片目で見ていると目的の被写体を見失うことがままあります。

そんな時、両目撮影をすることで、被写体の行方が素早く把握でき、目的の園児をファインダーに収めた構図を取り戻すことができます。

ただしこの撮影方法も事前に感覚を慣らしておく必要があります。

慣れればかなり有効な方法ですのでぜひトライしてみてください。

近すぎず撮影する方法

スマホカメラの特性を利用

近景撮影にはスマホが威力発揮

実は目の前にいる園児を撮影するのであれば「スマホカメラ」がベストな選択ということがあります。

それは「パンフォーカス」で撮影されるからです。

パンフォーカスとは別名ディープフォーカスとも呼ばれ「ファインダー(スマホならモニター)に写るもの全てにピントが合ってる」状態を言います。

全てにピントが合っていることにより「トリミングや切り抜き後」に不自然さを感じることがありません。

一眼レフの場合は?

一眼レフやミラーレスの場合、構図は「できるだけ被写体の全体像を収める」意識で構えていただきます。

大切なのは絞りを開けすぎないことです。絞りは開けると光を多く取り込み、絞ると反対に光を制御します。

そして開けると背景のボケ感が強くなり、絞るとパンフォーカスが期待できます。

「とにかく明るく撮る」「シャッタースピードを高速にしたいから」といった理由で「絞りを開ける」方も多いと思います。

ですがそれによって「ボケ感」が強く出ることにより、被写体の一部がボケてしまうこともあるでしょう。

単体の写真であれば印象的な画となりますが、切り抜きとなるとNGかもしれません。

一眼レフで近景撮影を行う際は「絞り」を絞りぎみにしてみると良いでしょう。

終わりに

今回は「遠からず近すぎず」の写真撮影が卒園アルバム制作には向いているというお話しをいたしました。

卒アル制作で行う「トリミングや切り抜き」は、写真の天地左右に余白が無いと施工ができません。

また写真に余白があることにより、サイズ感をトリミングで調整し、安定したレイアウトを実現させることが出来ます。

ぜひ意識されて素敵な卒園アルバム用の写真を撮影してください。

今回も最後までご覧いただきありがとうございます。それでは、また。

卒園アルバムキッズドン!代表-宗川 玲子
キッズドン! 代表 宗川 玲子(そうかわ れいこ)

Illustrations Generative Ai
model:Anything Else V4
LoRA:Makoto Shinkai Style LoRA

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