卒園アルバムのつくりかた
BLOG Archive
- 卒園アルバムTOP
- 卒園アルバムのつくりかた
- 園長先生からいただいた「ちょっと変わった」卒園アルバム作成のご相談
2022.11.3
園長先生からいただいた「ちょっと変わった」卒園アルバム作成のご相談
卒園アルバムを幼稚園・保育園で作成の場合、保護者作成と最も異なる点はなんでしょうか。
時間?労力?確かにどれも当てはまりますが、一番は「責任と愛情の重さ」と聞いています。
仮にアルバム掲載に誤りがあった場合、保護者作成であれば許されるものも、園の先生作成では許されない…
分け隔てなく全ての園児に深い思い入れがあり、それをどうアルバム紙面に反映させるか…
などのテーマが立ちはだかります。
そして私どもキッズドン!にある方からご相談をいただきます。
「このテーマに悩む卒園アルバム制作担当の先生に、適切な助言を送りたい」 「いかに負担を軽減させつつ、担当の先生の思いを実現できるかのアドバイスが欲しい」その方は思い悩む制作担当の先生をそっと見守る園長先生です。
今回は、この園長先生からいただいた「相談」の内容とその提案について3つ紹介します。
あなたの今抱える悩み事の解決方法の一助となれば幸いです。
- 担当者1名でなるべく負担を減らして制作するには?
- 保護者からのクレームを回避したい
- どんな制作方法があるの?
- 園児に喜ばれるアルバムを作りたい
目次
こんにちは、キッズドン!の宗川 玲子です。
今回は、園長先生からの相談を3つのストーリーとして紹介します。
はじめは「あふれる園児への思いをアルバムに込めたい」と考えるケースからです。
文字中心の卒園アルバム
この園のアルバム制作条件
- 写真撮影は先生
- 写真枚数はさほど多くない
- 担任からの思いを込めたい
- 作成は自分たちで作りたいが業者制作も視野に入れる
思いを込めることができないという悩み
園では昨年までは、卒園児分のフエルアルバムを購入し、1冊づつ手作りで制作を行っていました。
デザイン性は特に重視せず、写真そのものをアルバムに貼り、少数のシール素材等でデコレーションする体裁です。
ですが、この体裁でも作業は重労働となります。
- 1名あたりの写真点数が約40点
- 1名40点×20名の800枚の写真を選定→プリント
- 貼り付け作業だけで手一杯
- 各園児ごとのメッセージも短文にならざるをえない
といった状況であり、制作担当は1名の先生ですが、卒園式間際は、全職員総出でこの作業を援助し、なんとかアルバム進呈当日に間に合わせるそうです。
アルバム配布後に毎年思うことが
ということです。
限られた時間内と人員で制作を行うには「とにかく卒園アルバムの形にする」ことが大前提となり、個々の写真に写るたくさんの思い出を振り返る余裕がありません。
本来であれば、ひとつ一つのシーンに対して「褒めたいこと」「成長を讃える言葉」「先生の気持ち」をなんらかの形で届けたいのですが、それは現実的ではありませんでした。
このジレンマを解決する方法が無いかと園長先生から相談をいただき、私どもは次の提案をしました。
写真少数-文字多めの構成を提案
当園の特徴は 「写真点数がさほど多くない」 と 「思いを込めたいという強い要望」 の2点です。
この点にフォーカスしてキッズドン!では次の提案を行いました。
- 1.さらに写真を減らす(絞り込む)
- 2.メッセージやキャプションを多く掲載するスペースを確保
- 3.制作は業者にまかせ先生は文章制作に特化する
- 4.文章制作が負担となる場合「お知らせ掲示版」の文を引用
- 5.先生制作の場合は当初より複数の先生で制作分担
解説をはさみます。
1.さらに写真を減らす(絞り込む)
写真点数が多ければ良いアルバムとなる… というのは全くの誤認識と言えます。
園児掲載の公平性やストーリー展開を見せる都合から「写真点数が膨れ上がる」のが卒園アルバムの特徴とも言えます。
ですが、点数が多くなればなるほど訴求力は弱まり、かつ1点1点の写真が小型化されることから園児の表情が見えにくくなるデメリットも忘れてはなりません。
これにより、できる限り写真点数を減らして、本当に伝えたいことだけに絞り込むのが理想と言えます。
当園に当てはめると
- 1名に対し40点の点数を30点に絞る
- 1ページ3枚平均とし内1枚を大型プリントで緩急をつける
- 写真減少による空きスペースに「文章」をしたためる
といった体裁となります。
ここでポイントなるのは「写真のサイズを一部変更して緩急をつける」という点です。
あるページではL版3枚、あるページではL版1枚と2L版サイズ1枚…などとして「ページごとに異なるサイズ」にすると、単調性を回避することができます。
2.メッセージやキャプションを多く掲載するスペースを確保
1の写真減少で空きがでたスペースにメッセージを記載します。
この文章掲載も次のような方法がおすすめです。
- 手書きメッセージはポイントをつかんで限定的に
- 園児共通のメッセージを設けデータ入力を採用
- キャプションは付箋やメモを流用
- 写真に直接記入するとポップ性が高まる
「さあガンガンメッセージ書くぞー!」と意気込むことは大変結構なのですが、途中からそのパワーが減退することも十分に考えられます。
このことから「この写真に対するメッセージは外せない」というものを幾つか限定的に選定し、無理なく執筆作業を進めるのが得策と言えます。
全ての文章制作が完了した後、余裕があれば「入力扱いの文章」を手書きに変更する等のアレンジをこなうのが良いでしょう。
3.制作は業者にまかせ先生は文章制作に特化する
1の写真点数を減らす、2のメッセージを執筆については、その総合的な作業労力は今までと変化がありません。
つまり1→2の方法を採用したとしても「作業負担の軽減」にはさほど繋がらないというわけです。
ここで提案するのが 「業者制作」 です。
当園の制作方法を、仮にキッズドンの「業者制作=おまかせコース」に当てはめると次のようなメリットにつながります。
- デザインレイアウト等の制作は業者で行うため文章執筆に集中できる
- 執筆に多くの時間を割くことができるため十分な思いを込めることができる
- 文章と写真のレイアウトバランスは業者が行うため文章量を気にせず書ける
- 写真をプリントする必要がない(データをそのまま使用)
つまり、当初先生がイメージしていた「園児への思いをしたためたい」という理想が、大きく前進します。
キッズドン!のおまかせコースは「文字数無制限」で投入できることから、写真より文章の比率が高まっても全く問題ありません。
また、文章の特性によって「枠を設ける」「写真上に記載する」「カードタイプにする」などのデザイン手法を変化させるため、見る方を飽きさせることがありません。
おまかせコースに関連するブログ記事もよろしければご覧ください。
4.文章制作が負担となる場合「お知らせ掲示版」の文を引用
あらためて「0(ゼロ)」から文章を書くとなると、なかなか文章として書き出せないことがままあります。
「たくさんの思いはあれど、どうして納得ゆく文章にまとまらないのか…」という釈然としない事象にストレスを感じる先生もいらっしゃいます。
そんな時活用いただきたいのが「保護者にあてた連絡事項掲示版」です。
クラス入口にノートで掲げられてるものもあれば、公式サイトにログインして閲覧できるものなど、どの「お知らせ方法」は多岐に渡ります。
ここに書かれた日々の内容を抜粋して、場合によってはカスタマイズしてアルバムに掲載するだけでも十分と言えます。
5.先生制作の場合は当初より複数の先生で制作分担
アルバム制作を以前同様に「先生で制作」される場合、あらかじめ複数の先生で作業分担になるよう計画するのが良いでしょう。
とは言っても、担当の先生をはじめ、その他の先生も時間的余裕は全く無いのは承知の上です。
ここで取り入れていただきたいのが「シミュレーション」です。
1名分のアルバムを制作するのに必要とされる時間を具体的に測り、作成に費やすことができる時間と日数を導いた後に、その双方のデータから作成者が何名必要かを割り出します。
できるだけ無理をしないで制作を進めるサンプルを取ることが大切と言えます。
保護者作成を対象とした内容ですが、参考までに下のブログも併せてご覧ください。
園が採用した制作方法
最終的に園が採用した方法は次の通りです。
- フエルアルバムでの手作りをやめて印刷仕様に変更
- 原稿作成は7割を業者-3割を先生で
- 文字を中心とした構成でメッセージ性を高める
- 印刷仕様にしたことで写真点数は過去より多めに掲載
の形に落ち着きました。
実は当初は、全て先生の手で原稿制作を試みましたが、やはり時間不足と、文字と写真の良好なバランスレイアウトに苦慮し、当方の制作コースに変更した経緯があります。
この時先生が利用したのが 「おまかせコーストライアルキャンペーン」 です。
成約の有無に関わらす本番さながらに原稿を制作し、実際の印刷品質で総合的なクオリテイを見ていただくものです。
文字と写真のバランスや全体的なデザインにご評価をいただき、上記の制作内容に行きつきました。
トライアルキャンペーンの概要は下記リンクからご覧いただけます。
1ページに1名の園児をクローズアップ
この園のアルバム制作条件
- 公平掲載を重要視
- 保護者からのクレームをなんとしても避けたい
- 写真撮影は頻繁に行なっている
- 行事掲載より個人を主体とした作りにしたい
- 作成は先生が業者テンプレートを使用して行い中綴じ製本印刷
毎年この園を悩ませてるのは、保護者からなんらかの苦情があるということです。
- 「A君と比較し総合掲載枚数が我が子の方が2枚少ない」
- 「全体的に印刷が良く無い」
- 「もう少しかわいらしいデザインにできなかったの」
- 「我が子が目を閉じている集合写真が使われた」
など、やや言いがかり的な内容も含めて、寄せられる苦情のトラウマから、一層卒園アルバムを廃止しようとまで検討したそうです。
ですが、廃止すればしたで、さらなる強烈なクレームが飛んでくることは、いやがおうでも想定でき、卒園アルバムの方向性に悩んだあげく、キッズドン!に相談をいただきました。
園長先生のご希望の主たるポイントは「なるべく個人をクローズアップして、全保護者が及第点を出す評価を得たい」というものです。
一般的な行事中心の掲載では「あなたのお子様はここにいます!」と各保護者に訴えかけることはできないため、私どもは別の発想における次の提案をしました。
個人ページで構成する卒園アルバム
卒園生20名の個々の園児を公平にクローズアップする方法として 「個人ページプラスα(アルファ)」 の方式を検討しました。
制作内容としては次の通りです。
- 1.24ページ構成中20ページを個人ページ仕様に
- 2.個人ページは大型全身像1点+その園児が写る園生活写真8点+担任メッセージ
- 3.園生活写真は全ページで重複しないよう調整
- 4.メッセージは先生の直筆
- 5.個人ページ以外の4ページは卒園式をドキュメンタリー風に掲載
解説をはさみます。
1.24ページ構成中20ページを個人ページ仕様に
一般的に個人ページを制作の場合は下記のような仕様になるのが顕著です。
- 1ページ1/2あるいは1/3に分割して複数名掲載
- 1冊づつ特定ページの内容が異なる個人別ページとする
個人ページに大きな面を割けば割くほど「行事ページ」の掲載が縮小となります。
これを避けるために上記の一般的方法が取られるのですが、当園については逆転の発想でページ構成を考えました。
全身像が大きく掲載され、それを取り巻く園のスナップは、春夏秋冬からバランス良く選ばれた内容 であり、保護者に対して大きなインパクトを与えます。2.個人ページは大型全身像1点+その園児が写る園生活写真8点+担任メッセージ
担任の先生からのメッセージを「直筆」で取り入れることにより、このページの価値は数倍に膨れ上がります。
園児はもとより、その保護者の方も、先生の深い思いに感銘を受けること間違いありません。
個人ページという体裁でなければなし得ることができない「各園児に向けたメッセージ」に対しては、アルバム配布後、先生あてに多くの保護者からお礼の言葉をいただいたとのことです。
クレームとは真逆のお礼が届いたとことに、園長先生も個人ページとメッセージのパワーに驚かれていました。
3.園生活写真は全ページで重複しないよう調整
各個人ページに掲載する8点の「スナップ写真」は、全ページで同じ内容を使用しないことをルールとしました。
例えばA君のページに掲載したスナップに「A君-B君-Cさん」の3名が写っていたとします。
B君とCさんのページでもこれを使用しても不都合ではありませんが、それでは全体的に園生活の広がりを感じることができません。
これにより全ページでの重複を避け、どのページを見ても新鮮な気分でスナップを閲覧できるようにしました。
また、このスナップの特徴は…
という点です。これにより保護者は全ての園児のページを注意深く閲覧されます。
個人ページというと「家庭から収集した写真」で構成されてる仕様を思い浮かべるかもしれません。
家族旅行でのワンシーン、写真館で撮影した節目の写真…などプライベートに特化した内容が中心です。
ですが、これらのプライベートスナップは、いわば他の園児には関わりのない内容であり「あえて卒園アルバムに改めて掲載すべき写真」とは言い難いと言えます。
このため、園生活を中心とした写真構成の方が、閲覧者の注目を惹きつけ、アルバム自体の価値や評価が高まることとなります。
4.メッセージは先生の直筆
前述の通り、先生からのメッセージは見る人の心を確実に動かします。
メッセージが1行であっても、複数の写りの良い写真もかなわぬ力を持ちます。
そしてこれが直筆であればそのパワーは増幅します。
メールやSNS、LINE等での「会話」がスタンダードである昨今、直筆の味、その新鮮さ、温かみ、ヒューマニティ…挙げればきりがありませんが、つまりは「代え難い良さ」が直筆にはあります。
ですが、全園児分のメッセージを記述するのは相当な労力を要します。
このことから、アルバム体裁が決定した時点で、無理なく執筆ができるスケジュールを立て、作業を進めていただくことをおすすめいたします。
先生直筆メッセージに関するブログも併せてご覧ください。
5.個人ページ以外の4ページは卒園式をドキュメンタリー風に掲載
個人ページ以外の残りの4ページをどうするかを検討しました。
卒園生一同ページはどうか?→個人ページがあるから不要という結論に…
ハイライト行事の「運動会」と「発表会」は?→個人ページのスナップで相当数を使用してるため重複が想定される
といった事案が浮かんでは消え、最終的には「卒園式」をリハーサルから本番を経て式後の様子までをドキュメンタリーで追うという企画に行き着きました。
卒園式は「全員が主役」です。
隔たりなく公平に掲載点数を揃えることはもちろんのこと、我が子の成長に涙を流し記憶に定着した感動のシーンの列挙に、保護者の方も感慨深いページとなりました。
園長先生からのお言葉
紹介した「個人ページを中心としたページ構成」は上記の通り実際に採用され、園長先生からもお言葉をいただきました。
それは「いわゆる一般的なページ構成ではなく、個人ページ中心という冒険的な内容となったが、多くの保護者からお礼の言葉をいただき、踏み切ってよかったと思います。この方法であれば公平性の掲載に深く苦慮することもなく、担任メッセージを用いることで新たな付加価値を提供することもできた…。今後も同様の構成で行なっていきたいと思います。」
毎年受けていたクレームがあっての大冒険。ですが、結果良い卒園アルバムが完成し、私も安堵したことを思い出しました。
集合写真だけで構成するアルバム
この園のアルバム制作条件
- アルバム制作に費やす時間が全くない
- 業者制作であっても「写真選定」する時間すらない
- 日頃から職員による撮影は数少ない
- 行事ごとにカメラマンによる集合写真は撮影している
当園の条件を見る限り、制作方針は既に決定しています。
それは 「集合写真」だけで全ページを構成 するという内容です。
園長の不安材料は「集合写真だけの構成で卒園アルバムとして成り立つのか」という点でした。
このご相談への私どもの提案は次の通りです。
徹底して集合写真のみでシンプルデザインで制作
- 1.少数写真構成はインパクトを与える
- 2.プロカメラマン+プロデザイナー制作で高品質に
- 3.数少ないスナップは集合ページに含めない
- 4.各ページに先生からのメッセージを写真に添える
詳しく見てみましょう。
1.少数写真構成はインパクトを与える
キッズドン!のブログでも再三お伝えしていますが、アルバムの良し悪しは「写真点数」で決まるものではありません。
点数が多ければ「卒園アルバムらしい」賑やかでかわいらしい雰囲気を作ることができますが、反面個々の写真は小型化されるため、ポテンシャルを引きだすことが難しくなります。
一方、写真点数が少ないと「卒園アルバムらしい」スタイルは築けませんが、見る方への訴求力が高まり、写真の精度が高ければその品質がストレートに伝わってきます。
このように「卒園アルバムらしく作らなくては…」という固定概念に縛られるケースが多く見受けられますが、もっと自由に「アルバムとしての本筋」を追求しても、なんら間違いでありません。
実際にキッズドン!でも1ページ平均2点、全36ページクラスのアルバムを多々制作してますが、受け取る方から高評価をいただいたというお声をたくさんいただいてます。
数少ない写真での制作は「見る方が心から喜んでいただけるアルバムを制作できるチャンス」として捉えてみてはいかがでしょうか。
こちらのブログもご参照ください。
2.プロカメラマン+プロデザイナー制作で高品質に
当園の集合写真撮影は「プロカメラマン」によるもの…
という点で、このアルバムが高品質に仕上がることを容易に想像できました。
卒園アルバムに使用する写真にて、アマチュア撮影とプロ撮影で決定的に差が生じるのはどこか?
と、問われれば、私は迷いなく「集合写真」と答えます。
園児全員の笑顔を引き出しベストタイミングでシャッターを切る、使用機材の恩恵を受けて拡大しても見劣りしない高精細画質、当然ながらピンボケやぶれは一切なし。
これがアマチュアだと上記に挙げた例の「反対」の状況がなんらか起こると言えます。
そして「おまかせコース」の場合、その写真をプロデザイナーが品質の価値を引き上げるべく最良のデザインを行い、クオリティの点で最高レベルと言えるでしょう。
集合写真に関するブログ記事がございます。
3.数少ないスナップは集合ページに含めない
集合写真のみで構成されてるページ、集合写真+数枚のスナップで構成されてるページを組み合わすことをあえて避けました。
これはテーマにぶれをきたさないようにする目的と「集合写真だけのページがあるけど、ここにもスナップを入れるべきじゃないの?」という見る方からの不満を引き出す引き金になるからです。
ちなみに当園では、24ページ仕様の内20ページを集合写真のみで構成、2ページを卒園生一同紹介ページ、残る2ページを「楽しかった思い出」としてスナップだけでの構成としました。
このようにコンセプトの住み分けを行い、見る方に戸惑いを与えないようにすることも大切なことと言えます。
4.各ページに先生からのメッセージを写真に添える
絞り込んだ写真での少数構成、シンプルデザインを用いると、その雰囲気は「スタイリッシュ」「クール」という、どちらかというと「かっこいい」雰囲気に仕上がります。
それでも全く成り立つのですが、少しここに温かみや「卒園アルバムらしい雰囲気」を加えたいときは、先生からのメッセージをさりげなく添えることをお勧めしています。
直筆の場合は、直筆だけでスペースを確保する必要があるため、掲載写真と併せてメッセージ原本をいただく、入力の場合は、写真のみでの完成原稿をご覧いただき、そこからイメージする文章をデータで送付いただき後から掲載する方法が一般的です。
先生のメッセージでさらに感動が広がること請け合いです。
園長先生からのお言葉
「本当に集合写真だけでアルバムが作れるのか…」という不安でスタートしましたが、徹底してシンプルなデザインであり、さらに集合写真の大型掲載の迫力に圧倒されました。
また担任のメッセージがうまく活かされており、これを読んで思わず泣き出す園児もいたほどです。」
というお言葉をいただきました。 「時間ない・写真ない・アイデアない」 の場合、ぜひこの状況を逆手に取り、シンプルスタイルの制作方法をご検討いただければと思います。
おわりに
今回は、園長先生からいただいたちょっと変わった卒園アルバム作成の3つの相談と、その解決に向けた提案を紹介しました。
写真が少なく制作時間も限定的な場合は「メッセージ等の文字中心」の構成、クレーム回避と全ての園児を主役としたい場合は「1ページ1名の個別ページ」と先生メッセージで構成、集合写真だけで徹頭徹尾シンプルな構成…
など「あまり卒園アルバムとしては見たことのない」仕様にチャレンジした内容でした。
ご紹介の3園は、記事文中でも紹介の通り、業者制作の「おませコース」で制作をすすめ、いわば園とのコラボレーションのスタイルでアルバムを完成させました。
おまかせコースは「できること・できないこと」が当初より定められていますが、事前の相談を受け、できることに落とし込み実現できる可能性は十分にあります。
現在の制作方法に不安や不満がある、従来の制作方法が現代の情勢にマッチしていない等の悩み事を抱えられてる園長先生は大変多いことを、日頃より痛切に感じます。
どうか、そのお悩みをキッズドン!にお聞かせください。
お力になれることを心より願っております。
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。それでは、また。
キッズドン! 代表 宗川 玲子(そうかわ れいこ)
SNSで情報更新をお知らせします
ブログや、フリー素材の新作、ニュースなどの更新情報を、ツイッターとインスタグラムでお知らせしています。フォローしていただき最新情報をお受け取りください。