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2025.6.13
【卒園アルバム】「おまかせコース」でよくある疑問質問にお答えします!
こんにちは、卒園アルバム制作メーカー キッズドン!の宗川 玲子(そうかわ れいこ)です。
今回は、私どもキッズドン!のサービスの中でも、特に多くのお客様にご利用いただいてる「おまかせコース」に寄せられる、たくさんのご質問や疑問について、このブログでお答えしたいと思います。
まず初めに、「おまかせコース」とはどんなものか、簡単に解説させていただきます。
キッズドン!の「おまかせコース」ってどんなもの?
このコースは、キッズドン!がお客様に代わって卒園アルバムのデザインやレイアウトをまるごとお引き受けするものです。
お客様にお願いしたいことは、「どのページにどの写真を掲載するか選んで、キッズドン!にお送りいただくこと」だけです。
その後、出来上がった初校(最初の原稿)をご確認いただき、写真の差し替えや文字修正のご指示をいただくことになります。
これだけですので、お客様の制作負担は大幅に軽減されます。
お客様の「困った」を解決する、おまかせコースの魅力
卒園アルバムの制作は、保護者の皆様や先生方にとって、とても大きなプロジェクトですよね 。
特に、「作りたい」というお気持ちはあっても、「時間が取れない」「パソコンがない」「少人数で大変」「おしゃれに作れるか不安」といった「ない」のお悩みに直面されることは少なくありません。
キッズドン!の「おまかせコース」は、まさにこのような皆様の「困った」を解決するために生まれました。
0(ゼロ)から手作り感覚で制作
キッズドン!では、お預かりした写真の「画質検証」や「補正」を行い 、テンプレート(雛形)は一切使わずに 、お客様からいただいた写真の内容と枚数に合わせて「ゼロ」からオリジナルのデザインレイアウトを作り上げていきます。
この制作費用は、キッズドン!が公表しているアルバム料金の中に、あらかじめ含まれておりますのでご安心ください。
おかげさまで、キッズドン!にご注文いただくお客様の約8割が、この「おまかせコース」をお選びいただいてます。
専門のデザイナーがプロの目でデザインしますので、アルバムを見るすべての方に、きっと感動をお届けできると確信しています。
公式サイト上での「おまかせコース」のご案内は下のボタンよりご覧いただけます。
おまかせとわかってるけど疑問や不安はある
しかし、「写真を選んで預けるだけで、あとは全ておまかせください!」とお客様に申し上げても、「こんなことは出来るのかしら?」「こんな場合はどうすればいいの?」など、いろいろな疑問やご不安がおありになるかと思います。
そこで、今回は、卒園アルバム制作をご担当される保護者の皆様や、園の先生方からよくいただく「おまかせコース」への疑問にお答えしていきます。
- アルバムに掲載する写真の枚数や画質、選ぶ際の注意点はありますか?
- 園児さんの直筆の文字や、加工した写真もアルバムに使えるのでしょうか?
- 私たちの希望するデザインや、原稿の修正はどこまで可能ですか?
- なぜ「おまかせコース」は年間200園限定とされているのですか?
- 卒園式までにアルバムが納品されるのは可能ですか?また、制作費用が含まれているのに、なぜこんなに安価なのですか?
- 他の方はどんな理由で「おまかせコース」を選ばれているのですか?
目次
1.掲載写真の枚数と選定、画質に関する疑問
Q:写真を多めに送るので選んで構成してほしい
「おまかせコース」でお客様にお願いしている唯一の作業は、まさに「どのページにどの写真を掲載するかの選定」です。
ご存知と思いますがこの写真選定は、かなりの時間と労力を必要とする作業です。
現在はスマートフォンカメラの進化で撮影者も増え、運動会のような保護者参加型行事では、写真の枚数が合計1,000枚を超えることも珍しくありません。
どんなにやる気に満ちて選定作業に挑んでも、必ずと言っていいほど「心が折れそうになる独特の雰囲気」が押し寄せます。
「ざっくり選んで、仕上げはお願い!」としたくなるお気持ちは本当によく分かります。
しかし、写真選定は、園児さんの身近にいらっしゃるお母さん、お父さん、そして先生方以外にはできないと、私たちは確信しています。
少しキザな言い方をすれば「愛情なくして選定できず」とでも申しましょうか。
こんな例があります。
「運動会の写真で、一人ぽつんと笑顔のない女の子が歩いている場面。周囲の観覧客は大げさに見えるほど声援を送っている様子… 。」
何も状況を知らない場合、カットしてしまいそうなこの写真に、実はこんなエピソードがありました。
豊富な写真の中から、アルバムの「ドラマ」を読み解く大切な選定
赤組のAちゃんはリレーにどうしても出るのが嫌で泣きわめいて拒み続けていました。
でも先生と友達は諦めず説得を続け、急遽Aちゃんをアンカーに。
白組がゆうゆうとゴールを切った後でも「走ろう!」「Aちゃんが必要だよ!」「いっしょに走るのはどう?」などの声は、そのうち観覧席にも伝わり「Aちゃんがんばれー」などの大きな声援につながります。
そして走ることはできずとも、ゆっくりトラックを歩き出したAちゃん 。
途中で座り込んでしまいましたが、その一歩を踏み出した勇気、そして諦めず応援を続けた友達や先生にみんなが感動したというお話しです 。
このような「ドラマ」を見出すことは、私たちにはできません。
「アルバムの品質」とは、未来でアルバムを見た時に「当時を鮮明に思い起こすことができるか」という思いで、私たちは日々制作を行なっています。
そこに欠かせないのは「どの写真を残すか」なのです。
おまかせコースでも「お客様は制作に参加されている」
つまり、実際の制作はしていなくとも、写真選定自体が「卒園アルバム制作」の最も重要な制作作業の一環であると私たちは考えています。
保護者の皆さまから「自分たちで作らないと愛情がないと言われそう」という不安を投げかけられることがありますが、全くそんなことはありません。
むしろ、写真選定の段階で、皆さまは立派に制作に参加されているのです。
このことから、この重要な役割に参加していただきたいという思いからも、写真選定は最後の一枚までお願いしている次第です。
写真選定に関連したブログ記事を3つご案内します。
Q:スマートフォンで撮影した写真でも印刷に使えるでしょうか
お客様が写真画質において不安に思われる内容の一つとして、「スマホ撮影の写真だけど印刷に使えるか」という点があります。
結論から申し上げると、「2018年以降に発売された中〜上位機種であれば問題なし」と言えます。
例えばiPhone7は2016年発売ですが、十分なスペックを有しています。
Androidであれば、Google Pixel 4、Samsung Galaxy S10、Sony Xperia 1などが代表的な機種です 。
スマートフォンの写真も高画質印刷に対応しています
仮にA4縦サイズのアルバムで「表紙を園児個別にし全面印刷を行う」と仮定してみます。
A4サイズ(210mm × 297mm)を300dpi(高画質印刷)で印刷するには、約2480 × 3508ピクセル、つまり約870万画素(8.7MP)が必要です。
2018年以降発売のスマートフォンのメインカメラは12MPのスペックがあることから、十分に印刷に対応できるということになります。
ただし注意が必要です
最近の(現在は2025年6月)スマートフォンは「専用望遠レンズが付いた光学式ズーム」搭載が主流です(背面に2つとか3つ付いているレンズのうちの一つですね)。
この場合は「実際に遠くのものを引き寄せて撮影」するので、画質劣化の心配はありません。
一方、ピンチイン/ピンチアウトでズームする「デジタルズーム」は、カメラ画像を拡大表示するだけですので、ズームすればするほど画質劣化につながります。
このことから、この章の冒頭に挙げた「2017年以降」の安心して使用できるスマートフォンでも、この操作を行うと「使えなくなるリスク」が増えますのでご注意ください。
下のリンクカードはスマホ使用に関連する記事になります。併せてご覧ください。
Q:先生がコンデジで撮影した写真の画質はどうか
お客様が写真画質において不安に思われる内容の二つ目として、「写真は先生から提供いただくが、コンパクトデジタルカメラ(通称:コンデジ)のため低画質ではないか」という点があります。
幼稚園や保育園の先生方が使用されるカメラは、コンデジが主流です 。園が購入管理し、携帯性に優れ、簡単操作で撮影できるといった点で王道でしょう。
このコンデジは、およそ2012年以降に発売された製品であれば、前述のスマートフォンカメラと同様に「印刷に十分対応できる」写真が撮影可能です。
専門用語を使用すると「センサーサイズが1/2.3型以上 & 1200万画素以上のモデル」となります。
コンデジ写真も状態によっては十分な品質です
近年のコンデジは、一眼レフに勝るとも劣らないスペックと機能を有し、スマートフォン撮影に物足りなくなった「写真意識が向上したユーザー」からの購入が増加しているという話も聞くほどです。
ですが、「先生がコンデジで撮影する写真=画質が悪い」という印象を受ける保護者の方は少なくありません。
この理由は2つあります。
- 「スモールサイズ(Small)」などの低解像度設定にしている
- 撮影目的が「記録」のため「作品的写真」とならず印象に残らない
特に1つ目の低解像度設定が致命的です 。十分な解像度スペックがあっても、この設定だとそれを活かしきれません。
低画質設定は、「撮影枚数を多くできる」「連写が早くなる」「バッテリー消耗を抑えることができる」という利点があり、記録としての撮影にはもってこいなのです。
ですので、もし先生が撮影した写真を使用することが決まっているのであれば、保護者の方が用意した「容量の大きいSDカード」などのメモリー媒体を提供し、高解像度設定で撮影していただくようお願いすることをお勧めいたします。
先生が使用する撮影機材に関するブログも併せてご参照ください。
Q:デジタルデータがなくてもプリント写真で大丈夫?
お客様が写真画質において不安に思われる内容の三つ目として、「デジタルデータが無くプリント写真でも大丈夫か」という点があります。
キッズドン!では、お客様がプリント写真をご利用の場合、それをデジタルデータ化してご送付いただいております。
これにより、「デジタル変換した時点での解像度」が十分であれば「印刷にふさわしい写真」となります。
プリント写真からのデータ化も可能です
カメラマンが撮影した写真をインターネットで販売する「スクールフォトサービス」。
高画質で目を見張るような仕上がりに、どの写真も購入したくなりますよね。
ですが、このサービスは「プリント写真」での販売が主流です。
デジタルデータでの販売もありますが、この使用には注意が必要です。
それは「低解像度化して販売」されている場合があるからです。
つまり、スマートフォンやパソコンのモニターでは綺麗に見えますが、プリントすると十分な結果が得られないというものです。
もし仮に「高画質デジタルデータ」で販売したとしたら、どういうことが起きるか想像できるでしょうか?
そのデータを基にプリント写真を焼き増しして安価でシェアするといった現象が起きるでしょう。
こうなると写真販売側の企業は商売あがったりになってしまいます。
このことから、「プリント写真をデジタルデータ化」して使用するという選択になるわけです。
データ化するだけであれば、次の3つの方法が主流と言えます。
- スキャナーでスキャンする
- スキャンアプリを使用する
- 普通にスマホで写真撮影する
この中で最もお勧めなのは「1. スキャナーでスキャンする」です。
スキャナーをお持ちでない方でも、コンビニにある「複合マルチコピー機」でスキャンできます。
近年のこの機器は、プロ用スキャナーをしのぐ精度でデジタル化が可能です。
もし所有されているスキャナーが古い機種なら、あえてそれを使用せず、コンビニで行った方が良い結果を得られるかもしれません。
写真をセッティングする「スキャナーヘッド(原稿台)」も大きいことから、L版8枚を同時にスキャンできます 。ぜひ一度お試しください。
一方、スキャンアプリ使用や、スマホカメラでプリント写真をそのまま撮影する方法は「光の具合」「角度」「撮影後の圧縮祖度合い」などの条件が絡むことから、正直「生涯の記念誌に残す写真品質」としてはおすすめできません。
スキャンに関連して下記のブログもどうぞご参照ください。
Q:原稿に掲載する写真がカットしきれず多めになっても大丈夫でしょうか
キッズドン!では「1ページに掲載する写真の上限は20点(アルバム見開きで40点)」を推奨しています。
この理由は次の通りです 。
- 大中小のサイズを点在させても個々の写真から表情が読み取れる
- 良好なレイアウトデザインとなる確率が高い
- 閲覧する全ての方が写真点数の過不足に違和感を感じることがない
この推奨数20点を超えてきますと、次のような現象が起きてきます。
- 全体的に煩雑な雰囲気
- どこを見て良いか分からなくなるため印象に残りにくい
- デザインのクオリティを上げることが困難になる
ですが、取捨選択しきれないというお気持ちも十分に理解できますので、「20点超えるけどお願い!」と言われれば、デメリットが生じる可能性をご承認いただいた上で制作いたします。
Q:写真が全然ないけれど大丈夫でしょうか
掲載写真点数は少なければ少ないほど、見る人の心に突き刺さると言われています。
以前、見開き60点の「人物の切り抜き」を中心とした紙面構成のアルバムと、見開き10点の集合写真や小グループ単位の写真で構成したアルバムを、これから年長になる保護者20名に見せて「どちらが好印象ですか?」というアンケートを行ったことがあります。
この結果、16名が後者の「見開き10点」を選ばれたという結果があります。
写真が少ない場合のアルバム制作もご相談ください
少数写真掲載のデメリットとしては、「卒園アルバムらしい賑やかさに欠ける」という点になります。
この場合、先生や保護者の方からメッセージやシーン解説の「文字情報」をページごとにいただき、それを配置することで、一層の注目度を集め、記念誌としての品質が向上します。
この少数掲載は、「1クラスの人数が10名を下回る少人数の卒園生」の場合に、特に効果を発揮します。
少数写真点数をテーマにしたブログをご案内します。
2.アルバム素材の提供と加工に関する疑問
Q:園児の直筆スキャンデータは使えるか
園児の直筆は、この時期にしか得ることのできない貴重な記録です。
卒園アルバムにもぜひ残したいアイテムの一つでが、おすすめする「制作の順番」というものがございます。
手書きの温かみをそのままアルバムに-制作手順-
- 1.直筆を用いる内容(氏名のみ、アンケート回答など)を事前にお知らせいただく
- 2.当方は、その内容がどの程度の領域になるかを検討しながら、ページの最適で無駄のない仮レイアウトを行う
- 3.仮レイアウト終了後、直筆領域の寸法を測り、お客様に通達
- 4.お客様には、通達された寸法(または同比率で拡大)の用紙をご用意いただき、園児に記述してもらう
- 5.お客様ご自身で直筆をスキャンしていただき、データをキッズドン!にご送付いただく
- 6.キッズドン!は、直筆、写真、入力文字などを組み合わせて、仮レイアウト通りにデザインを実施
もし仮に、何の前触れもなくお客様から「直筆素材」が送付されてきたらどうなるでしょうか。
その直筆に合わせてレイアウトを組むことから、無駄な空間が生じたり、写真などの他の素材とのバランスが悪くなる場合があります。
このことから、「直筆」を用いる場合は、できれば事前にその計画をお知らせいただきたいと願っております。
Q:アプリ使用の切り抜き写真やコラージュ写真は使えるか
お客様が加工された切り抜き写真(体のラインに沿って忠実にカットされている写真)やコラージュ(複数枚の写真を組み合わせて1枚画のように見せる手法)のご提供はご遠慮いただいております。
また、お客様からのご指定で、特定の写真を「切り抜き」したり、コラージュすることも出来かねます。
理由は次の通りです。
- アプリを使用の際、加工後に圧縮がかかり画質劣化となるケースが多い
- (切り抜きの場合)原稿紙面を無駄なく使用する構成に適していない
- 提供される切り抜きやコラージュと、当方のデザインの風合いがマッチしないケースが多い
- 切り抜きやコラージュは掲載点数過多となる場合が多く、煩雑さと見にくさを誘発しかねない
お客様側で原稿を制作されるケースでしたら、切り抜きもコラージュも多用して、唯一無二のページを制作していただければと思います。
お客様が制作する上での、切り抜き写真のレイアウトテクニックについて解説したブログがございます。
Q:こちらでトリミングした写真を送付しても良いか
これには、次の回答をさせていただいております 。
- 1.トリミング後の画像において、中心となる人物の「天地左右にカットしても良い背景余白」があればOK
- 2.1.において背景余白が設けられないのであれば、「原画」を送付いただき、別途指示をお知らせいただ
キッズドン!は、お預かりした写真をできるだけ大きく、紙面に無駄を設けず掲載することを心がけています。
それを成し遂げるために必要なのが、「全ての写真をベストな見え方にしつつサイズ変更を行う=全ての写真に対してなんらかのトリミングを行う」という工程です。
仮にお客様がトリミングした写真で「天地左右にカットできる余裕がない」ものだった場合、その写真をそのまま使用することとなります。
そうなると、写真と写真の間隔が一定数値で揃えることができない、大きな空間が空いてしまうなどの支障が出てくることがあります。
最良のデザインを行うためのお願いとして、トリミングの扱いにはご留意いただいております。
下記はトリミングをテーマにした記事になります。
3. デザイン・修正・制作進行に関する疑問
Q:私たちのイメージをデザインに反映してもらえるか
キッズドン!の「おまかせコース」の規約の一つとして「お客様からデザインレイアウトのご要望を一切承ることができかねます」というものがあります。
お客様に「こんなイメージがある」「レイアウト構想を送ります」とされても、当方は受け取ることも見ることもできません。
その理由は、制作工程のルーティンと、デザイナーのパフォーマンスを高く維持させておくためです。
私たちの卒園アルバムを制作する上での命題は次のようなものがあります。
- 特定の方だけでなく、アルバムを閲覧する全ての方に8割程度の及第点をいただくこと
- お客様ご希望の納期を守ること
- 10年後、20年後にアルバムを開いた際に、当時の思い出を鮮明に想起できること
お客様の想いを形にするためのプロのこだわりとご理解ください
私たちは、デザインレイアウトの際、決まったテンプレートは使用せず、お客様の写真の内容と点数を基に「ゼロ」から原稿を作成していきます。
ですが、テンプレートはなくとも、制作進行には「型」があり、そこに人的センスを絡めて手作り感覚で作業を進めていきます。
これにより、安定した効率化と時間管理が成し遂げられ、ご提供のアルバム代金の範囲で「おまかせコース」ができるわけです。
もしもお客様からのリクエストをお受けしたら…
もし仮に、お客様からのリクエストをお受けすると、「それにお応えするべく作業」が追加されます。
イメージを調査し、試行錯誤を繰り返し、それはとても時間のかかる作業となるのです。
してさしあげたい気持ちは山々ですが、これを行うと、現状提示している「アルバム料金」では到底収めることができず、相当にコストが積み上がり提供価格が高騰してしまうのです。
「卒園アルバムをなるべくお求めやすい価格で提供し、その価格の中には、お客様の負担軽減となる制作料が含まれている」というのがキッズドン!の信念であるため、「おまかせコース」にはこのような規約を設けさせていただいております。
Q:出来上がった原稿を見てデザインの手直しをしてもらえるか
「おまかせコース」の修正は「写真の差し替えと文字の修正」に限定させていただいており、さらに修正回数は2回までとなっております。
前章の「私たちのイメージをデザインに反映してもらえるか」ができかねるという理由とほぼ同様なのですが、一番の理由は、仮にデザインレイアウトを含めた無制限の修正を承ると「永遠に完成しなくなる」からです。
卒園アルバムの大切なこと=きちんと終わらせること
保護者の方が有志で作る「委員」は、複数名で構成されるのが通例です。
初校で提示した原稿内容に対して、複数名によるさまざまな感想や意見が飛び交い、収拾がつかない状況で「修正依頼」が来たとして、到底対処することができません。
幾度も修正を行い、気づけば最初の内容に戻っていた…なんてこともあります。
修正によって、制作進行は滞り、どんどん時間が経過して、想定納期にはとても間に合わないといった状況に陥ってしまうのです。
私が過去14年間見てきた状況から、アルバムを待っている保護者や園児には「理想のアルバムに仕上げるために納期を延長します」という言い訳は通用ないことがほとんどです。
委員のこだわりや想いが優先され過ぎて、本来「アルバムをお楽しみいただきたい」園児や保護者をがっかりさせる行為はなんとしても避けるべきです。
このことから、修正にも規定を設けさせていただいている次第です 。
Q:タイトルやキャプションの文字情報をファックスで送っても良いか
卒園アルバムに掲載する、数々の「文字」。「うんどうかい」といったタイトルや「パラバルーン / 組体操」といったキャプション、園児紹介での氏名やアンケートへの回答などがそれに当たります。
そして「文字」は絶対に間違えてはならないものであり、間違ったまま印刷に進んでしまったら…
想像しただけでも恐ろしいことです 。ましてや「氏名」表記には本当に気を使います。
誤植防止のためテキストデータでのご提供にご協力ください
キッズドン!は、この「文字掲載の誤り」を防止するために、「テキストデータ」でご提供いただくことになっています。
テキストデータとは、パソコンソフトやアプリにおける「ワード / メモ帳 / テキストエディット / メール直接記述」などに「入力していただく」ことを示します。
その文字データが原稿に反映されるまでの手順としては下記の通りです。
- お客様により掲載したい「文字情報」をテキストデータで入力してキッズドンに送付
- キッズドン!は、そのテキストデータをアルバム原稿に「コピー&ペースト」して使用
- その文字をふさわしいフォントに変更し、着色、袋文字などのデザインを施して完成
これにより、お客様が入力された内容が「そのまま原稿に反映」されることとなります。
これが仮にファックスなどの手書きですと、当方で改めて「入力し直し」することとなり、誤植発生のリスクとなり、なおかつ時間を要すこととなります。
お客様にとっては責任重大(?)ですが、どうぞご理解の上ご協力ください。
下の記事は、文字入れの重要性やフォントの扱いをテーマにした内容になります。併せてご覧ください。
4.納期・費用・サービスに関する疑問
Q:おまかせコースはなぜ200園限定制作なのか
キッズドン!の「おまかせコース」が、毎年度200園限定とさせていただいているのは、理由が明確にございます。
それは、当社のスタッフ数や制作環境において、お客様に心からご納得いただいて質の高い卒園アルバムを制作できる上限が、年間200園であるとキッズドン!が判断しているからです。
高品質を維持するための限定数です
先ほどもお伝えしたように、キッズドン!はテンプレート(ひな形)を一切使わず、お客様からお預かりした写真一つひとつに真剣に向き合い、「ゼロから」オリジナルのデザインを作り上げています。
この制作工程には、デザイナーが時間をかけて、写真の選定意図を汲み取り、レイアウトのバランスを考え、背景やフレームを選び、一つひとつ手作業でデザインしていく「手作り感覚」での作業が不可欠です。
現在のところ、AI(人工知能)がキッズドン!が掲げるようなレイアウトデザインを自動で生成することは非常に難しく、当面の間は熟練のデザイナーが「手作業」で制作を続けていくことになると予測しています。
そのため、大量の注文を同時に進めていくことは難しく、高品質を保ちながら制作できるのが200園という数。
お客様お一人おひとりの大切な思い出を最高の形で残すために、質を第一に考えた上での限定数であることをご理解いただけますと幸いです。
制作日程は上限6ページ分で、「お客様から写真到着→画質検証と補正作業→制作待機(他のお客様の制作状況により)→制作を行い初校提出」の工程で16営業日から21営業日を必要とします 。
Q:2月上旬の発表会を入れて卒園式までに納品できるか
卒園アルバム制作をご担当される皆様が最も心配されることの一つに、「卒園式までにアルバムが間に合うのか」「どこまでの行事がアルバムに掲載できるのか」という納期に関する疑問があるかと思います。
結論から申し上げますと、「おまかせコース」で卒園式にアルバムを納品する場合、アルバムに掲載できる行事はほぼ年内までとなることをご理解いただいております。
「卒園後納品」もご検討ください
卒園式に渡す理由には様々な事情があると思いますが、仮に卒園後に渡す手段があるのなら「卒園式までの行事を入れたページ構成」もご検討ください。
年明けの1月以降には、生活発表会、豆まき、ひな祭り会、お別れ遠足、そして卒園式そのものなど、大切な行事がたくさんあるためです。
卒園式にアルバムを渡したいというお気持ちは大変よくわかりますが、これらの貴重な行事をアルバムに残せないのは、実にもったいないことではないでしょうか。
キッズドン!では、卒園式までの納品を希望される場合、写真のご提供の最終期限を1月5日頃までとさせていただいております。
もし、卒園式までの納品にこだわらず、「卒園後納品」をご検討いただければ、これらの大切な行事はもちろん、お子様にとって「人生で初めての卒業の儀式」である卒園式そのものの写真もアルバムに掲載することができます 。
数年後、お子様ご自身がアルバムを開いた時、晴れやかな卒園式の姿を見て、改めて成長を感じてくれることでしょう。
制作期間に余裕が生まれ、なおかつ濃密な内容の卒園アルバムになるというメリットも魅力です。
下のブログもよろしければご覧ください。
Q:制作費用が含まれているのに安価なのはなぜか
よくお客様からいただく「おまかせコースの金額」についての感想として「制作費が入っていない他社のアルバム料金とほぼ同じ」というものがあります。
リーズナブルな価格で高品質なアルバムを
具体的には機密事項もあるためお伝えできませんが、「企業努力をしています」とだけ申し上げさせていただきます。
キッズドン!は、2012年の創業以来、「低価格で高い品質のページデザイン」と「少ない利益でも変わらない品質を提供」するというテーマのもと、創意工夫を重ねてまいりました。
お客様の負担をできる限り減らし、お求めやすい価格で最高の卒園アルバムをお届けすること。
それがキッズドン!の強い想いであり、そのために日々努力を続けております。アルバム料金には、表紙から裏表紙まですべてのページのデザイン・レイアウト費用が最初から含まれておりますので、どうぞご安心ください。
Q:私たちが作った原稿と合わせることはできますか
ページ単位で「お客様が制作された完成原稿」と「キッズドン!が制作した原稿」をジョイントしてアルバムをつくることができます。
(この場合、制作プランの扱いは「おまかせコース」となるため、提示料金から減額となることはありません)。
「全部を作るのは大変だけど、少しは制作の楽しさを体験してみたい」「制作に加わることで満足感を得たい」、そして何よりも「こどもの思い出のためにできることをしてあげたい」という親心を、この方法で成すことができます。
ページ内でコラボすることはできないの?
ページ内で双方の制作がコラボすると、お互いの領域を区分するのが難しく、良好なデザインを行うことができません。
また、それぞれの風合いが異なることから、同居することに、見る方は不自然さを感じることでしょう。
このことから、お客様の完成原稿を取り入れる際は「ページ単位」での制作でお願いをしております。
例えばどんな時にコラボする?
最も多いのは「個人ページ」です。
卒園生さんの各ご家庭で、手作りでオリジナルのページを制作し、それをご提供いただくものです。
ちなみに、キッズドン!の「ハードカバーフルフラットスタンダード」は、1冊ずつ「特定のページ」が異なる「個人別ページ」の制作が無料でできます。
仮に25人の卒園生がいて一人1ページを割くとしたら、それ相応のページ数が必要となります。
ですが、個人別ページであれば1ページ分だけで済みますので、コストパフォーマンスにも優れた製本方法と言えます。
この個人別ページは「個人別表紙」に変更することも可能ですよ。
5.みなさんが「おまかせコース」を選ぶ理由
時折「他の利用者の方の“おまかせコースを選ぶ理由”を知って、自らの状況に照らし合わせてみたい」という目的で、他の方の選定理由を問われることがあります。
「なんでおまかせを選ばれたのですか?」その理由は本当にさまざまです 。これから主な理由をいくつかご紹介していきましょう。
デザインやパソコン作業に自信がないから
プロにお任せで安心
デザインを経験したことがない、自称「不器用」、パソコン類の知識が乏しい、うまく作れる自信がない…といった方がアルバム委員になった場合、そのストレスは甚大なものです。
キッズドン!の「おまかせコース」は、お客様におけるクリエイティブなセンスやスキルは一切必要ありません。
また、キッズドン!では、おまかせコースをご利用のお客様には、アルバム制作に関するあらゆるご相談に乗る「卒アルヘルパー」として、進行手順や写真撮影のアドバイスなど、手厚くサポートさせていただきます。
こちらのブログもご覧ください。
毎年の制作の手間をなんとかしたかった(教員・委員)
負担軽減で先生も保護者も楽々
卒園アルバムの制作は、膨大な時間と困難に立ち向かう精神力が必要となります。
園の先生方は、園児さんの安全確保や保育以外に時間を割くことが年を追うごとに難しくなってきています。
これまで手作りだったアルバム制作の負担を減らすため、「おまかせコース」を選ばれる先生方が、大げさではなく「急増」しています。
園の先生方に限らず、保護者のお客様でも、「なるべく手間をかけたくない」という理想は同様です。
保護者の方の場合、1名~3名ほどの少人数のアルバム委員で制作される方が多数派です。
前述したようなたくさんの作業を、少人数でこなすのは想像以上に苦行であり大変。
そのため、「委員でなければできない作業」に専念し、デザイン制作はプロにお任せする、という選択をされる方が増えています。
下のブログは少人数の卒業生に向けた卒業アルバム制作をテーマにした内容です。併せてご覧ください。
卒アル委員全員がフルタイムワークで制作する余裕がないから
時間を有効活用できます
忙殺される仕事をなんとか切り上げ、保育園へまっしぐら。
帰宅すれば兄弟の面倒を見て、気づけば夜遅く… 「アルバムを作る時間なんて無い!」と嘆く保護者の方も少なくありません。
日々の現実に直面すると、制作への意欲も弱まるものです。
おまかせコースなら、写真を選ぶだけでプロがデザインしてくれるので、制作のプレッシャーから解放され、心にゆとりを持って過ごせると好評です。
委員全員がフルタイムで働く中で、制作の時間を確保するのが難しいという理由で選ばれるケースが顕著です。
保護者が作成する時の注意点やケーススタディをまとめた記事もご覧ください。
保護者会で「やりたい人がいても」負担公平を保つため業者に依頼を要求
みんなが納得できる選択
ここ2年ほどで目立ってきた理由がこれです。
園からの指導や役員会長からの考えのもと「昨今のPTA改革にも習い、担当役員の業務負担は限りなく公平に」というルール作りが広まっています。
たとえ「卒アルを手作りで私が作ります」と立候補しても、他の役員や保護者の作業と比較して「負担が重い」と判断された場合、許可されません。
ひと昔前から考えると「ありえない」状況です。
年度初めの役員決めの席で、「卒園アルバム担当者はとても大変」という噂から、できれば避けたいと思う保護者の方が多いのは周知の通りです。
保護者は立候補してくれた方に感謝の意を述べてその方を応援し、立候補者は賢明に我が子の我がクラスのために腕を振るう…
というシチュエーションが一般的でしたが、現代は「やる気があっても公平性第一主義」に変化しているのです。
今後もこの流れは増加していくと思われます。
高額なアルバム料金を承認するにあたり業者制作を条件にされた
価格に見合う価値を提供します
キッズドン!のアルバムには、最初から「表紙裏表紙を含む全ページ」のデザインレイアウト料がセットになっています。
お客様は「ページごとの写真選定」のみを行い、それ以降の制作、進行管理、印刷製本がフルパッケージになっているのは幾度となく述べてきてる通りです。
「プロのデザイナーが制作するなら」という条件で、高額になりがちなアルバム料金が承認された、というお話は少なくありません。
プロのデザインなら保護者を納得させられるから
業者制作でも唯一無二のオリジナル
「卒園アルバムは保護者や先生が手作りするもの」という考え方は、近年大きく変わりつつあります。
アルバムを見た瞬間、園児さんや保護者の方がどう感じるだろう…という不安は、卒園アルバムを専門としてデザインしているプロデザイナーが解決します。
提供いただいた写真の内容と枚数をもとに「ゼロ」からデザインする方法は、その園その年の卒園生に向けた「唯一無二」のオリジナルアルバムとなります。
これにより、アルバムを開いた瞬間、園児は笑顔になり、保護者からは喜びの声がかけられ、きっと「アルバム担当をやってよかった」と思われることでしょう。
保護者対策で悩まれてるのであれば「プロのデザインなら納得させられる」という理由での「おまかせコース」の選択をぜひご検討ください。
こちらの「おまかせを選んだ理由記事」もご覧ください。
制作コースを途中でおまかせに変更したから
途中変更も柔軟に対応します
「自分たちで原稿を作ってきたけれど、時間もかかるし、なんだか今イチだし、この後のやる気が出ないな」
「まだ6ページ分も作らなくちゃいけないのに、もう12月。焦ってばかりで全然前に進まない。全く手を付けてないママもいるし、本当に期限までに完成するのかな」
「委員の間でことごとく意見割れがおきて、制作放棄や役員を外れると言われて、完全に暗唱に乗り上げ状態」
このような状況の方にこそ、「おまかせコース」をご利用いただきたいと思います。
お客様ご自身で制作されるコースから、途中段階で「おまかせコース」に変更することもできます(その逆も可能です)。
それなりのお時間と料金差額は生じますが、いざという時の助け舟として「おまかせコース」をご活用ください。
「当初は自分たちで作るつもりだったけれど、途中で難しくなり、プロにおまかせすることにした」という理由で、「おまかせコース」を選ばれた方は少なくありません。
おわりに:お客様の「大切な思い出」を最高の形で残すために
今回は、卒園アルバム制作の「おまかせコース」に関して、お客様からよくいただく疑問やご質問にお答えしてきました。
このブログ記事を通して、皆様が抱える「こんなことできる?」「こんな場合はどうするんだろう?」といった疑問や不安を解消し、安心して制作を進めていただけたなら幸いです。
おまかせコースは、保護者の皆様や先生方の「時間がない」「デザインに自信がない」「パソコンがない」といった様々なお悩みに寄り添い、制作の負担を大幅に軽減するために生まれました。
お客様には、お子様の大切な成長のドラマが詰まった「写真選び」という、最も重要な部分をお願いしております。
そして、その愛情のこもった写真の魅力を最大限に引き出し、プロの技術でデザイン・レイアウトを行い、開くたびに感動がよみがえる「ぴかぴかの宝物」を皆様にお届けすることこそが、キッズドン!の願いです。
これからも、お子様の「大切な思い出」を最高の形で未来へ残すお手伝いができれば幸いです。
ご不明な点がございましたら、どうぞご遠慮なくお問い合わせください。
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。それでは、また。
キッズドン! 代表 宗川 玲子(そうかわ れいこ)
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