卒園アルバム制作のヒント
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2025.5.7
キッズドン!が向いていない卒園アルバム制作ケース6つをお話しします
こんにちは、卒園アルバム制作メーカーキッズドン!の宗川玲子です。
今回は少し変わった趣旨の記事をお届けします。
それは「こんな理想を描く方、こんなアルバムの姿を求めている方には、キッズドン!のサービスでは十分にご満足いただけないかもしれません」という、少し正直すぎるかもしれない内容です。
- デザインやレイアウトは細かく指定できる?
- 希望通りのページ数で作れる?
- 年度末の行事写真は載せられる?
- 専用の編集ソフトはある?
- 豪華な布表紙などは選べる?
- アルバムと別に文集も作れる?
目次
キッズドン!のアルバムが向いていないケースとは
卒園アルバム作りには、様々な理想やこだわりがあることでしょう。
しかし、残念ながら弊社のサービスでは、すべてのご要望にお応えできるわけではありません。
この記事では、キッズドン!の卒園アルバム制作サービスが、どのようなご要望や理想を持つ方には「向いていない」可能性があるのか、具体的なケースを6つ挙げて解説します。
なぜ正直に「できないこと」を伝えるのか
あえて弊社の弱点とも言える部分を公開するのは、お客様とのミスマッチを防ぎたいという思いからです。
お客様がキッズドン!に期待されることと、私たちが実際に提供できるサービス内容にズレが生じないよう、事前に正直にお伝えすることが最善だと考えています。
また「できないこと」には、卒園アルバム制作を効率化し、適正な価格で高品質なサービスを提供するための「理由」があります。
その背景も併せてご紹介することで、私たちのサービスへのご理解を深めていただければ幸いです。
現代の卒園アルバム制作トレンドと照らし合わせる
この記事を通して、「現代の卒園アルバム制作のトレンド」も見えてくるはずです。
もしかしたら、皆様が現在お持ちの理想や検討されている内容を見つめ直す、良いきっかけになるかもしれません。
他社様も含めてご検討いただく中で、この記事が皆様にとって最適なアルバム制作会社選びの一助となれば幸いです。
それでは順を追って解説してまいります。
1. 業者制作でデザインレイアウトを細かく指定したい方
卒園アルバムのデザインについて、「こんな雰囲気にしたい」「この写真はこのくらいの大きさで」といった具体的なイメージをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、キッズドン!の「おまかせコース」では、デザインレイアウトに関するご指定を承ることが出来かねます。
キッズドン!の「おまかせコース」とは
「おまかせコース」は、お客様からページごとにお預かりした写真をもとに、専任デザイナーが最適なデザインレイアウトを施すプランです。
キッズドン!をご利用いただくお客様の約8割が、このコースを選ばれています。
「おまかせコース」のメリット
このコースの主なメリットは以下の通りです
- アルバム制作の負担から解放される
- プロの業者制作という信頼性で、保護者の方も安心して購入しやすい
- 専任デザイナーによる確かなクオリティのアルバムが手に入る
- 写真補正が標準で含まれるため、写真の仕上がりが美しい
- 14年以上の実績があり、先生や保護者へ説明しやすい
- 料金体系が「アルバム代金+制作料」と明瞭で「低価格」である
「おまかせコース」のご利用条件(注意点)
これらのメリットを実現するために、お客様には以下の点をご理解いただいています。
- 制作開始前の「デザインレイアウト」に関する個別リクエストは承れません。
- 初校(最初のデザイン案)ご確認後の修正は、「写真の差し替え」と「文字情報の修正」のみ可能です。デザインレイアウト自体の変更はできません。
- 1ページあたりの写真点数の目安は約20点前後です。
- ページ構成案の作成と、掲載する写真の選定はお客様にお願いしています。
このため、特に以下のようなご要望をお持ちのお客様には、「おまかせコース」は不向きと言えます。
- ページデザインの雰囲気やテイストを、オーダーメイドで細かく指定したい
- 写真を切り抜いて使いたい
- 写真1枚1枚のサイズを具体的に指定したい
- 初校確認後、写真の微妙なサイズ調整やデザインの変更を依頼したい
- 個々の写真に対して、特殊な補正処理(例:特定の部分だけ明るくするなど)を依頼したい
なぜ事前のデザインレイアウト指定を受け付けられないのか
デザイナーの「型」と効率化
キッズドン!では、既存のテンプレートに写真を当てはめるのではなく、お客様からお預かりした写真の内容や量に合わせて、デザイナーがゼロからレイアウトを組み上げます。
とはいえ、デザイナーは経験に基づいたレイアウトの「パターン」や「型」を多数持っており、これらを柔軟に組み合わせることで、迅速かつ的確に制作を進めています。
この「迅速かつ的確」な制作体制があるからこそ、品質を保ちながらも適正な価格でのご提供が可能となっています。
オーダーメイドの場合のコスト増
もし、お客様からの細かいデザイン指定を事前にお受けすると、デザイナーが持つ「型」を活かせなくなります。
お客様のご指定内容を正確に理解し、リサーチや試行錯誤を重ねる必要があり、制作に膨大な時間がかかってしまいます。
仮に完全オーダーメイド方式で受注する場合、現在の提供価格の10倍程度の費用が必要になる可能性もあります。
そのため、キッズドン!のデザインは以下の点を重視し、お客様にご納得いただける品質と価格のバランスを追求しています。
- 多くの方に受け入れられやすい、卒園アルバムらしいデザインテイスト
- 提供料金以上の価値を感じていただける品質
- プロとして責任を持てる、全ページにわたる均一な品質管理
これらをコンセプトに制作にあたっています。
なぜ修正は「写真差し替え」「文字修正」に限定されるのか
多くいただくご質問に「完成品を見てデザインを変更してもらえるか」というものがあります。
前述の通り、キッズドン!ではデザインレイアウトの修正リクエストを承ることができかねます。
修正による人件費と時間の増加
お客様にご満足いただけるまで修正を重ねたい気持ちは山々なのですが、修正作業には時間と人手がかかり、それがコスト増に繋がってしまいます。
また、修正回数が増えるほど制作時間も長くなり、ご希望の納期に間に合わなくなるリスクも高まります。
修正の必要性とアルバムを見る人の視点
デザインへのこだわりは大切ですが、修正には際限がないことも事実です。
一方で、細かな修正をしなくても、アルバムを受け取る多くの方にとっては、大きな問題とならないケースがほとんどです。
そこでキッズドン!では、「お客様が選んだ写真を美しくレイアウトすること」に注力し、時間とコストがかさむ修正作業は限定させていただいております。
結論:デザインに強いこだわりがある場合は不向き
以上の理由から、「具体的なデザインイメージが決まっている」「業者と相談しながら、徹底的にこだわって理想のアルバムを作りたい」というお客様には、キッズドン!の「おまかせコース」はご期待に沿えない可能性が高いです。
代替案のご提案
デザインにこだわりたい場合は、以下のような方法をご検討ください。
1. アルバム制作ソフトを提供している業者に依頼する
他の卒園アルバム制作業者の中には、お客様自身が操作できる専用のアルバム制作ソフトを提供している場合があります。
卒園アルバムに適した素材や機能が用意されているため、ゼロから作る手間を省きつつ、ご自身のイメージに近いデザインを実現できる可能性があります。
ただし、そのソフトのデザインテイストがご自身の好みと合うかどうかが重要です。
可能であれば、試用版などで事前に操作感やデザインを確認することをおすすめします。
2. オンライングラフィックツール(Canvaなど)を使用する
「デザインのこだわりはあるけれど、専門的なスキルはない」という方には、「オンライングラフィックツール」の活用がおすすめです。
パソコンのスペックに左右されにくく、無料で始められるWebツールも多く、スマートフォンでの操作が可能なものもあります。
代表的なツールが「Canva(キャンバ)」です。
直感的な操作でプロ並みのデザインが作成でき、チームでの共同編集やスマホでの作業も可能。
キッズドン!でも、お客様ご自身でアルバム原稿を作成される場合に、Canvaの利用をおすすめしています。
Canvaでのアルバム制作に関する詳しい情報は、以下の記事をご参照ください。
キッズドン!からのCanvaテンプレート・素材提供について
キッズドン!では、「お客様ご自身で原稿を制作されるコース」をご利用のお客様に、Canvaで使える便利なテンプレートを進呈しています。背景と写真フレームが一体化しており、写真を配置するだけで簡単にページが完成します。詳しくは以下の記事をご覧ください。
また、ご契約の有無にかかわらず、どなたでもご利用いただける様々なデザインの「写真フレーム素材」も無料で提供しています。
Canvaでの利用に適したサイズのものもありますので、ぜひご活用ください。
2. 理想のページ数ぴったりでアルバムを作りたい方
アルバムに盛り込みたい内容を考えた結果、「全部で9ページにしたい」「11ページで見積もりがほしい」といった、具体的なページ数をご希望されることもあるかもしれません。
しかし、キッズドン!では、あらかじめ決められたページ数でのみアルバム制作を承っております。
キッズドン!のページ数設定について
キッズドン!のアルバムは、「8ページ」「12ページ」「16ページ」…といったように、ページ数が固定されています。
そのため、残念ながら「9ページ」や「11ページ」といった、設定以外のページ数での制作や個別見積もりには対応しておりません。
ページ数が固定されている理由
ページ数を固定しているのには、主に以下の理由があります。
お客様の迷いをなくすため
14年以上の経験から、卒園アルバムとしてふさわしいと考えられるページ数をいくつか提案することで、お客様がページ数で過度に迷われることを防ぎたいと考えています。
選択肢を絞ることでスムーズなプラン決定をサポートします。
明瞭な料金体系のため
ページ数を固定することで、料金体系をシンプルかつ明確に提示できます。
お客様にとっては費用感が分かりやすく、安心してご検討いただけます。
見積もりの煩雑さを避けるため
もし固定外のページ数に対応するとなると、その都度個別に見積もりを作成する必要が生じ、お客様にも私たちにも手間と時間がかかってしまいます。
これを避けることで、より効率的なサービス提供を目指しています。
ページ数に関するよくある誤解
ページ数を検討する際に、陥りやすい考え方や誤解があります。
「前年踏襲」が最適とは限らない理由
アルバムのページ数を決める理由として、「前の年がそうだったから」という声を聞くことがあります。
しかし、そのページ数は本当に「今年度」の園生活や状況に合っているでしょうか。
例えば保護者参加行事は、スマホカメラの進化により、各ご家庭でたくさん写真を撮っているかもしれません。
それでも、あえてアルバムのページを割く必要があるでしょうか。
赤ちゃんの頃の写真を載せるページは、卒園生紹介ページにまとめることはできないでしょうか。
前例に倣うのは簡単ですが、一度立ち止まって掲載内容とページ数のバランスを見直してみると、「これは不要かもしれない」「もっとこうすべきでは?」といった新しい視点が見えてくることがあります。
ページ数が多ければ良いアルバムとは限らない理由
卒園アルバムのあり方は、時代と共に変化しています。
一例としては次のようなものです。
(以前)園生活の全てを網羅 → (現代)家庭では見られない園での姿を中心に厳選
(以前)運動会などの大きな行事が中心 → (現代)個々の家庭で撮影済みの写真は省略傾向
(以前)とにかく写りの良さ重視 → (現代)多少ブレていても、その時を思い出させる一瞬が重要視されることも
(以前)切り抜き写真を多用 → (現代)背景(思い出の場所)も活かしたシンプルで飽きのこないデザイン
(以前)とにかくたくさんの写真を掲載 → (現代)厳選した写真を、少し大きめに掲載する傾向
現代の卒園アルバムの傾向
このような傾向から、最近の卒園アルバムの上限ページ数は36ページ前後、最も一般的なのは16ページ程度です。
もちろん費用面も影響しますが、ページ数が少なくても、内容の工夫次第で、ページ数が多いアルバムよりも心に残る一冊を作ることは十分に可能です。
3. 納期ぎりぎりまで(年度末の)行事を掲載したい方
卒園間近の思い出深い行事、例えば生活発表会やお別れ遠足、そして卒園式そのものまで、できる限りアルバムに収めたいと考えるのは自然なことです。
しかし、キッズドン!の通常の制作スケジュールでは、特に年度末の行事を、卒園式までにお届けするアルバムに掲載するのは難しい場合があります。
キッズドン!「おまかせコース」のスケジュール例(3月中旬納品の場合)
仮にキッズドン!の「おまかせコース(16ページ仕様)」をご利用いただき、3月中旬の納品をご希望される場合の一般的なスケジュールは以下のようになります。
▪️ 12月26日頃まで:14ページ分の写真データをご提出いただき、制作を進めます。
▪️ 翌年1月15日頃まで:残りの2ページ分の写真データをご提出いただきます。
▪️ 2月中旬頃まで:全ページの原稿制作を完了し、お客様へ最終確認をお願いします。
▪️ その後、印刷・製本に約1ヶ月を要し、ご指定の納品先へお届けします。
お客様で原稿を制作する場合はもっと猶予あり
お客様が原稿制作するケースでは、当方の制作期間が無いことから最終原稿提示の日程に大幅な余裕が生まれます。
仮に3月中旬の納品の場合、2月上旬頃に提出いただければ納期は確約できます。
年度末の行事が掲載できない理由
原稿制作と印刷製本に必要な時間
上記のスケジュール例からもわかる通り、1月半ば以降の行事は、3月中旬納品のアルバムには掲載することができません。
アルバムの原稿制作、そして印刷・製本作業は、すべて人の手によって丁寧に行われます。
自動化された工程ではないため、どうしても一定の時間が必要となり、短期間での制作・納品は難しいのが現状です。
代替案のご提案
年度末の行事を「業者制作」扱いでどうしても掲載したい場合は、以下の方法をご検討ください。
短納期対応が可能な業者を探す
卒園アルバム制作業者の中には、「完全校了(すべてのページの最終確認が完了)から数日で納品可能」といった、非常に短い納期を強みとしているところもあります。
納期を最優先される場合は、そのような業者を探し、サービス内容やデザインがご希望に合うか確認してみるのも一つの方法です。
卒園式後の納品に変更する
もし可能であれば、「卒園式後の納品」を検討されることを強くお勧めします。
卒園式当日にアルバムを渡したい理由は様々あるかと思いますが、納品を卒園後に行うことで、以下のようなメリットがあります。
生活発表会、節分、ひな祭り、お別れ遠足、そして卒園式や謝恩会といった、子どもたちの成長が詰まった大切な思い出をアルバムに残すことができます。
これらが収録されないのは、卒園アルバムとして非常にもったいないことです。
実際に、納品後のお客様から「卒園式後に渡す計画にすればよかった」というお声をいただくことも少なくありません。
卒園式後納品のメリットと実施方法の工夫
卒園式後の納品にする場合、受け渡し方法に工夫が必要かもしれません。
例えば、以下のような方法が考えられます。
- 園に協力をお願いし、一定期間保管してもらい、各家庭で受け取りに行く
- 夏休みなどに同窓会を企画し、その場で配布する
- 遠方へ引っ越されるご家庭など、受け取りが難しい方へは個別配送を手配する
ぜひ、これらの方法も参考に、卒園式後の納品をご検討いただければ幸いです。
4. 業者提供の専用ソフトを使って自分で作りたい方
「アルバム制作は自分でしたいけれど、専用ソフトがあると便利そう」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、大変申し訳ありませんが、キッズドン!ではお客様にご利用いただける専用の卒園アルバム制作ソフトはご用意しておりません。
キッズドン!には専用制作ソフトがない
前章(代替案のご提案)でも少し触れましたが、キッズドン!でアルバム原稿をお客様ご自身で制作いただく場合(「自力制作コース」)は、お客様がお持ちのソフトウェアやアプリ、もしくはCanvaなどのオンライングラフィックツールをご利用いただき、完成した原稿データをご入稿いただく形となります。
専用ソフトを提供しない理由
私たちが専用ソフトを開発・提供しない主な理由は以下の通りです。
多様なデザイン趣向への対応の難しさ
お客様のデザインに関する好みやこだわりは千差万別です。
すべての方にご満足いただけるような機能を備えた専用ソフトを開発・維持するのは、現実的に非常に困難であると考えています。
パソコン利用率の変化
近年、ご家庭でのパソコン保有率は低下傾向にあります。
そのような状況で、主にパソコンでの利用を前提とした専用ソフトを提供することが、必ずしもお客様の利便性に繋がるとは限らない…と考えています。
Canvaなど代替ツールの存在
現在、Canvaをはじめとする非常に高機能で使いやすいオンライングラフィックツールが多数存在します。
これらのツールは無料で利用できる範囲も広く、スマートフォンでの操作も可能です。
お客様にとっては、専用ソフトよりもこれらのツールを活用する方が、より手軽に、かつ自由にデザイン制作を楽しめる可能性が高いと考えています。
関連情報:卒園アルバムテンプレートの活用実態
卒園アルバム制作におけるテンプレートの活用については、賛否両論あります。以下の記事では、業者提供のものも含めたテンプレートのメリット・デメリットや、効果的な活用方法について考察していますので、よろしければご参照ください。
5. 豪華な布製などの表紙にしたい方
かつての卒園アルバムといえば、フェルトや布生地に金や銀の箔押しが施された、重厚感のある表紙が一般的でした。
現在でも、伝統を大切にする幼稚園様などから、このようなタイプの表紙についてお問い合わせをいただくことがあります。
キッズドン!で扱っていない表紙タイプ
しかしながら、現在キッズドン!では、このような伝統的な布製等の表紙は取り扱っておりません。
その理由は次の通りです。
コストとデザインの観点在
取り扱いをやめた主な理由は、まずコスト面です。
これらの特殊な素材や加工は費用が高騰する要因となります。
また、デザイン的な観点からも、独特の重厚感が、現代の感覚からすると少し古めかしい印象を与えてしまう可能性があると考えています。
キッズドン!が採用するフォトブック仕様の表紙
そこでキッズドン!では、より現代的でスタイリッシュな印象を与える「フォトブックスタイル」のハードカバー表紙を採用しています。
写真やイラストを自由にデザインでき耐久性にも優れています。
6. アルバムとは別に「文集」を付けたい方
卒園の記念に、アルバムとは別に子どもたちの作文や絵などをまとめた「文集」を作成したい、あるいはアルバムと文集が一体になった冊子を希望される方もいらっしゃるかもしれません。
ひと昔前は文集付きの卒園アルバムもよく見られました。
現代における「文集」制作の傾向
しかし、現代の卒園アルバム制作においては、「文集」を別途作成したり、アルバムに含めたりするケースは減少傾向にあります。
文集が敬遠される理由
その背景には、以下のような理由が考えられます。
住所や詳細なプロフィールなどを掲載する場合、個人情報保護の観点から懸念が生じます。
文集の原稿作成や取りまとめは、保護者にとって大きな負担となる場合があります。
アルバムとは別に文集を制作したり、ページ数を増やして文集部分を設けたりすると、その分コストが上昇します。
特に園児直筆の作文や絵をそのまま掲載する場合、子どもたちの間で内容や出来栄えの比較が生じてしまう可能性への配慮も理由の一つです。
代替案:「卒園生紹介ページ」への集約
プロフィールコンテンツの例
現在主流となっているのは、アルバム内の「卒園生紹介ページ」などに、文集に載せたいような要素を盛り込む方法です。
例えば、以下のような内容です。
- 年長時の顔写真
- 赤ちゃんの頃の写真
- 簡単なアンケート(好きな遊び、将来の夢など)
- 保護者からの短いメッセージ
文集を採用しないメリット
このようにプロフィールページに情報を集約することで、各ご家庭で文集用のページを個別に作成する手間が省けます。
また、限られたスペースに必要な情報をまとめるため、レイアウトとしてもすっきりと見やすく、それでいて「その子らしさ」や「成長の記録」といった、表現したい要素は十分に盛り込める、とご好評をいただいています。
これらの理由から、キッズドン!では現在、独立した形での文集制作は積極的には推奨しておりません。
おわりに
今回は、キッズドン!のサービスがお客様のご要望に合わない可能性のあるケースについて、正直にお伝えしてきました。
私たちは、定められたサービス範囲の中で、品質・価格・効率のバランスを取りながら、多くの方にご満足いただける卒園アルバム作りを目指しています。
この記事が、皆様の理想の卒園アルバム作りにおいて、業者選びや制作方法を検討する上での一助となれば幸いです。
キッズドン!がお力になれることがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。もちろん、他の選択肢が最適と判断された場合も、皆様のアルバム作りが素晴らしいものになることを願っております。
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。それでは、また。
キッズドン! 代表 宗川 玲子(そうかわ れいこ)
(宣伝になります)
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