卒園アルバム制作のヒント
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2025.10.13
【卒アル制作】canvaテンプレートでクオリティを上げる9つのテクニック
こんちは、卒園アルバム制作メーカー キッズドン!の宗川 玲子(そうかわれいこ)です。
今回はキッズドン!が提供する「100種のCanva専用テンプレート」をご利用いただく上で、さらにクオリティアップを図るための9つの方法について解説いたします。
ぜひオリジナリティある原稿をお作りください。
本記事は「そのまんまコース」でご成約いただいたお客様宛に進呈している「スマホで作れるCanva専用100種のテンプレート」に関連した内容となっております。予めご了承願います。
目次
1.オリジナルのフレームを追加しよう
キッズドン!のCanvaテンプレートには、上の図のように「空白の部分」をあえて幾つか設けています。
(赤の破線で囲まれた星のマークがある部分です)
これはお客様のオリジナルのフレームや切り抜き画などを配置していただくことが目的です。
Canvaのは予め多種多様なフレームが設けられています。
フレームを追加する
下の画像はCanvaの「フレーム」を開いた初期画面です。
新しいフレームをキャンバスに追加してみます。
- 1.画面下部メニューの「素材」をタップ
- 2.下方向にスクロールし「フレーム|すべてを表示」をタップ
- 3.お気に入りのフレームをタップしキャンバスに表示させる
フレームスタイルを変える
影やデザインが施されていない「シンプル」なフレームは次の変更が可能です。
フレーム、またはフレームにフィットさせた写真をタップすると、画面下部にコントロールバーが現れます。
- 1.フレームに「縁(ふち)」をつける(ストローク)
- 1.でつけた「縁(ふち)」の角に「丸み」を与える(角の丸み)
- 1.でつけた「縁(ふち)」に色をつけることができる(カラー)
テンプレートのフレームも変更できます
ちなみにテンプレートに既に配置されてるフレームも、上記のような変更を施すことができます。
色々試して新しいデザインを生み出してください。
デザインフレームを使用する
フレームにはスマホやパソコン、水玉模様やカメラフィルムなど多彩な種類が用意されています。
そのフレームの特性に合わせて、角の丸みなどの「効果」はできるできないがありますのでご留意ください。
2.補正する
Canvaを使用する強みの一つに「画像を配置した状態で補正ができる」ことがあります。
補正は自分で、明るさや、彩度、コントラストなどを調整し仕上げる方法(Canvaでは調整と言います)と、予めCanvaが用意してる「フィルター(補正の要素が調合されている雛形)」をワンタップで施す二つの方法があります。
調整
- 1.写真をワンタップ
- 2.画面下部のコントロールバーから「調整」を選択
- 3.エリアを選択は「すべて」を選択
- 4.最下部の補正要素を選び、バーをスライドして強弱をつける
特定の部分だけ補正する
例えば逆光のシーンで背景はハレーションするほど明るく、反対に中央の人物が暗い…というようなシーンがあります。
これに上記における「エリアを選択は「すべて」を選択」ですと、人物も明るく補正できますが、背景もさらに強烈な明るさとなってしまいます。
そんな時役に立つのが「エリア選択の”クリック”と”ブラシ”」です。
クリックをタップすると、Canvaが画像をスキャンし、被写体を区分認識します。
例えば写真に映る要素が「人物・手にもつクッション・室内の背景」であった場合、Canvaがそれぞれを区分して見ることができるのです。
これにより「特定の部分だけ」に補正を施すことができます。
- 1.写真をワンタップ
- 2.画面下部のコントロールバーから「調整」を選択
- 3.エリアを選択は「クリック」を選択
- 4.Canvaが画像全体をスキャン
- 5.画面の特定部分をタップすると「区分」された場所がわかる
- 6.補正したい部分が「区分」とマッチしてればそこで補正を行う
前項の「クリック」による結果が、希望していた領域でなかったり、うまく区分されないということもあるでしょう。
ここで紹介する「ブラシ」は、自分で「補正したい領域」を指定する方法です。
細かく微調整を行いたい場合など有効な手段です。
- 1.写真をワンタップ
- 2.画面下部のコントロールバーから「調整」を選択
- 3.エリアを選択は「ブラシ」を選択
- 4.ブラシのサイズを選択(画面中央にサイズ表示あり)
- 5.補正を施したい部分を指でなぞる
- 6.補正を行う
フィルター
フィルターは別名「プリセット」とも呼ばれ、予め補正要素を調合して用意された、いわば「補正のテンプレート」です。
「自分で調整して印象的な写真に仕上げたいけど時間がない」などの場合、使用してみてはいかがでしょうか。
Canvaには自然系、温かみ、クール、ビビッドなど数多くのフィルターが用意されています。
- 1.写真をワンタップ
- 2.画面下部のコントロールバーから「フィルター」を選択
- 3.最下部からカテゴリーを選択(Naturalやvividなど)
- 4.カテゴリーの上にある「フィルターの種類」を選ぶ
- 5.選択したフィルタリングを止めたい場合は「戻るボタン」で
3.写真枠を増減する
Canvaテンプレートで配置されてる「フレーム」は、お客様がカスタマイズできるよう、あえて「ロック(触れても移動などの変更が生じないようにする機能)」を施していません。
フレームは削除して別のものに変えたり、削除して1枚配置を複数配置に変更することができます。
これにより「園児公平性での数合わせ」や「写真が多すぎて枠が不足」などの状況に対応できます。
- 1.テンプレート上のフレームをワンタップ
- 2.テンプレートのフレームを削除または…
- 3.テンプレートのサイズを変更
- 4.タップで表示される「3点リーダー」内の「複製」で同一フレーム生成可
- 5.最下部メニュー「素材」から任意にフィルターを選び配置も可
4.ドロップシャドウ
オブジェクトに「ドロップシャドウ(影)」をつけると、原稿から浮かび上がるような視覚効果が生まれます。
デザインされた写真枠をつけなくとも、このシャドウだけで上品に写真を強調できます。
ですが、Canvaはこのシャドウの扱いにちょと癖があります。それは、
という点です。下の図をご覧ください。
左手は「フレームに収めずに写真をそのまま配置」したものです。
この場合ワンタッチで影をつけることができます。
一方右手の「フレーム」は同じ操作でも影をつけることができません。
このことから、テンプレートのフレーサイズで影をつけるためには、
という結論にいきつきます。
それでもなんとか影を!ということで2つの方法をご紹介します。
擬似的シャドウを設ける方法
まず一つ目は「擬似的な影をつける」やり方です。
下の図のような雰囲気となります。
- 1.写真の四隅の白丸(ハンドル)や四辺にあるサイドハンドルでトリミング調整「
- 2.最下部メニューの「素材」から「図形」→「四角」をタップ
- 3.キャンバスに「四角図形」が表示されるのでタップ
- 4.最下部メニューの「カラー」で最も薄い「グレー」を選択
- 5.四角形を「写真の上」に配置し四隅の白丸(ハンドル)や四辺にあるサイドハンドルで写真サイズに合わせる
- 6.最下部メニューの「透明度」を50〜60%に設定
- 7.背面の写真と横方向と縦方向を微妙に同幅でずらす
- 8.図形をタップした状態で最下部メニューの「配置」で「背面へ」
- 9.写真と図形を角丸にしても良いですね(最下部メニューで行えます)
通常影は「ぼかし」がありますが、図形にぼかしの適用ができないため、これが限界となります。
ですが、見慣れてくると不思議にかわいらしさがあり、これはこれでいい感じではないでしょうか。
条件によっては成功するシャドウ
写真の形状等の条件により成功するかしないかが決まるため、その不確定さからおすすめはできませんが、よろしければお試しください。
工程がやや複雑なため下のアコーディオンにまとめました。
タップしてアコーディオンを開いてご覧ください。
- 1.フレームをワンタップ
- 2.最下部メニューを右端までスライドし「3点もっと見る」をタップ
- 3.「ロック」をタップ
- 4.これでこのフレームは機能しなくなります
フレームをロックすると、写真は吸着できなくなり、位置の移動もできないため、この後の処理がしやくすくなります。
- 1.写真を移動しフレームに重ね合わせる
- 2.最下部メニューの「配置」をタップし「最前面へ」を選ぶ
- 3.これで写真のトリミングの準備ができました
写真の大きさをこの時点で気にすることはありません。次の工程でサイズ変更を行なっていきます。
- 1.写真をワンタップ
- 2.最下部メニューの「透明度」をタップしスライドバーで調整
- 3.背面のフレームが見える程度(50%以下程度)に合わせる
背面のフレームが見える方が「最適なトリミング」ができるためこの方法をおすすめしています。
- 1.写真をワンタップ
- 2.写真の四隅の白丸(ハンドル)で「背面のフレーム」に対して大きさを調整
- 3.注意!この時写真の辺の細長い四角(サイドハンドル)で表示領域を調整するのは厳禁!
- 4.操作しにくい場合はピンチインで画面をアップして行ってください
最後の仕上げは次の「切り抜き」で行います。3.にも記しましたが、この時点で「背面のフレーム」にトリミングをしてしまうと、シャドウが掛からなくなりますので注意してください。
- 1.写真を全体で見えるようにしておく
- 2.写真をタップ
- 3.最下部メニューの「切り抜き」をタップ
- 4.(重要)写真の四隅が「カギカッコのようなハンドル」で囲まれる
- 5.このカギカッコを左右上下に動かし、背面にフレームサイズに合わせる
- 6.写真の見え方を変えたい場合は外枠にある「四隅の白丸ハンドル枠」とスワイプで調整可
- 6.写真以外の場所の画面をタップして切り抜き完了
ポイントは「切り抜き」をタップした時点で「もう一つの調整枠(カギカッコ)」が出てくる点です。
その背面にある「四隅の白丸ハンドル枠」で背面のフレームサイズに合わせてしまうと、シャドウがかかりませんのでご注意ください。
- 1.写真をタップ
- 2.
- 3.最下部メニューの「切り抜き」をタップ
- 4.最下部メニューの「透明度」をタップしスライドバーで100%に調整
- 5.最下部メニューの「エフェクト」をタップし「シャドウ」を選択
- 6.ドロップを選択してみましょう
- 6.写真以外の場所の画面をタップして切り抜き完了
5.トリミング
Canvaテンプレートは、写真をフレームにドラッグ&ドロップするだけで吸着する「簡単配置機能」となっています。
ですが、吸着した見え方を変えたいこともあるでしょう。
この時役立つのが「フレーム内でのトリミング操作」です。
- 1.写真をダブルタップ
- 2.写真全体のうちの表示エリアは100%、それ以外が透明化されている
- 3.写真の四隅にある「白丸マーク(ハンドル)」を動かして見え方を変える
- 4.画面下方向に表示されるタブの内容は無視でOK
- 5.確定したら画面の写真以外の部分をタップ
- 6.表示領域の見え方が変更されます
フレームを使用しないトリミング
フレームにドラッグ&ドロップせずに、写真単体だけで使用するケースもあるでしょう。
その際のトリミングはもっと簡単です。
- 1.写真をワンタップ
- 2.写真の四隅に「白丸マーク(ハンドル)」、4辺に「サイドハンドル」が表示される
- 3.写真の四隅にある「白丸マーク(ハンドル)」を動かして見え方を変える
- 4.「白丸マーク(ハンドル)」は縦横比率を保守しての拡大縮小
- 5.「サイドハンドル」は画像の一部を切り取る「トリミング」
- 6.確定したら画面の写真以外の部分をタップ
- 7.表示領域の見え方が変更されます
トリミングをしても基画像全体の姿は「隠されてるだけ」ですのでいつでも「全体表示」をさせて再度トリミングを行うこともできます。
6.ロック
スムーズに作業を進めるために、Canvaのロック機能は欠かせません。
テンプレートの写真が吸着するフレームや、配置した写真、その他オブジェクト全てにロックは可能です。
ロックをONにすると上の画像のように「オブジェクトの上に“鍵がかかったアイコン”」が表示されます。
ロックを外したい場合は鍵のアイコンをタップすることで解錠となります。
このロックは2つの種類があります。
- 1.ロック
- 2.位置だけロック
1.ロック
全ての操作を制御できる機能です。
テンプレートフレームにドラッグ&ドロップしても入りません。
写真をタップしても応答しません。
こんな時に使用すると良いでしょう。
- 確定した写真配置の分を誤操作したくない
- 確定した写真配置に上書き配置させたくない
(既に写真が配置されてても新しい写真をそこにドラッグ&ドロップすると上書きされてしまいます) - 重ね合わせたオブジェクトのグループを移動させたくない
1.位置だけロック
例えばテンプレートのフレームを誤作動させたくないけど、何かアクションするたびにロックを解除するのは面倒…
という方には「位置だけロック」が便利です。
この機能をONにすると「場所の移動」のみが防げて他の操作は可能です。
- 画質補正
- トリミング
- ぼかしや肌補正などのエフェクト
ロックは写真をタップして表示される「上部の3点リーダー内」または、画面下部メニューの「その他3点リーダー内」にあります。
7.共有
Canvaの力の入れてる点の一つとして「デザインの共有」があります。
- Aさんが途中まで制作したデザインを友人に共有し残りを仕上げてもらう。
- 制作したデザインにコメントのみ伺う
- 制作したデザインをテンプレートとして使用してもらう
など、多岐の活用方法があります。
- 画面右上の「箱から矢印が出てるアイコン」をタップ
- 「リンクを共有」をタップ
- アクセスレベル→リンクを知ってる人全員をタップ
- 編集可をタップ
- 「リンクをコピー」をタップしメールやラインに貼り付けてお知らせする
- 画面右上の「箱から矢印が出てるアイコン」をタップ
- 「リンクを共有」をタップ
- アクセスレベル→リンクを知ってる人全員をタップ
- コメント可をタップ
- 「リンクをコピー」をタップしメールやラインに貼り付けてお知らせする
- 画面上部の「3点リーダー」をタップ
- 中央あたりにある「コピーを作成」をタップ→同一デザインのコピーができる
- 画面右上の「箱から矢印が出てるアイコン」をタップ
- 「リンクを共有」をタップ
- アクセスレベル→リンクを知ってる人全員をタップ
- 編集可をタップ
- 「リンクをコピー」をタップしメールやラインに貼り付けてお知らせする
注意点としては「リンクを知ってる人全員」へ「編集可」で送信した場合、そのデザインは上書きされていきます。
各々が独自に使用したい場合、共有されたデザインを、受け取り側がコピーしてファイル名を変更し使用しましょう。
8.テキスト
下の画像はCanvaのテキスト入力を行う画面です。
卒園アルバムにテキスト表記は欠かせません。
「うんどうかい」のようなメインタイトル、「パラバルーン」のようなサブタイトル、「ちからをあわせて大成功!」などのキャプションは、遠い未来でアルバムを開いた時に、当時を鮮明に想起させる要素にもなります。
Canvaには多彩なフォントとエフェクトが用意されています。
- 画面最下部の左端にある「テキスト」をタップ
- デフォルトのテキストスタイルを選択(見出し・小見出し・本文)
- 表示された「見出しを追加」を任意の文字に書き換え
- デザインとテキストパネルに挟まれたメニューバーを左にスクロール
- 角丸長方形に囲まれた「フォント(Source Han…などと表記)」をタップ
- お気に入りのフォントを選択する
- メニューバーの「フォント選択」の右にある「サイズ」でフォントサイズを変更
- メニューバー左方向にある「フォントカラー」で色を変更
- 画面の一部をタップしてフォントをワンタップする
- 画面最下部のメニューを右にスクロールし「エフェクト」を選
- 袋文字やネオン等のエフェクトをフォントに施す
9.キッズドン!のフリー素材活用しよう!
今回は「キッズドン!のCanva専用テンプレート」を使用する上でクオリティアップ方法のご案内をしていますが、このテンプレート以外にも卒園アルバム支援ツールをいくつもご用意しています。
お客様ご自身で原稿を制作される「そのまんまコース」でご成約のお客様は全てご利用いただけますので、ぜひ併せてご活用ください。
100種類のアルバムテンプレート
背景と写真フレームが一体化しており、写真が入る部分が「くり抜かれてる」テンプレートです。
Canvaテンプレートのように「ドラッグ&ドロップ」で枠に「ピタッ!と吸着」はしませんが、テンプレートの「背面」に写真を配置して原稿制作を進めていきます。
大胆にセンターを横断する集合写真用フレームや、かわいらしい変形フレームを多用するなど、写真選定にはちょっと悩むかもしれませんが、個性的なデザインでアルバムを作成することができます。
アルバムテンプレートリストと取り扱い方法などを解説したコンテンツは、下記よりご覧ください。
写真枠素材・無料ダウンロード
ご成約の有無に関わらず、どなた様でもダウンロードして使用できる「写真フレームのフリー素材」です。
スタンダードな四角・角丸四角・円形をはじめ、変形枠なども含めてご利用いただけます。
Canva関連ブログ記事
無料写真枠素材をCanvaで実際に使用する方法や、Canvaのベーシックな紹介をしたブログ記事がございます。
おわりに
今回は「キッズドン!のCanva専用テンプレート」で制作する原稿をさらにクオリティアップさせるテクニックについてご案内しました。
もちろんこれらのテクニックは、Canvaでできることのほんの一部にすぎません。
紹介の内容はごくごくベーシックな基本となりますが、まずこの9つを押さえられ、慣れてきたらば、更に高みを目指して他の機能に挑戦されてはいかがでしょうか。
素晴らしい卒アル原稿が完成することを祈念すると同時に、心より応援しております。
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。それでは、また。
キッズドン! 代表 宗川 玲子(そうかわ れいこ)
(宣伝になります)
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