卒園アルバム制作のヒント
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2025.10.13
スマホで卒園アルバムを作成するとき心得ておきたい7つのこと
こんにちは、卒園アルバム制作メーカー キッズドン!の宗川玲子(そうかわれいこ)です。
スマホひとつで写真を撮って、編集して、注文までできる…。便利な時代になりました。
最近では「パソコンがなくても卒園アルバムが作れるんでしょ?」という声もよく聞かれるようになりました。
確かに、スマホアプリの進化はめざましく、操作もどんどん簡単になっています。
でも「スマホだけで卒園アルバムを完成させる」には、少し注意が必要です。例えば、
- 小さな画面ではレイアウトのバランスが見えづらい
- 写真の画質が思ったより落ちてしまう
- データのやり取りや保存が複雑になりやすい
など、気づかぬうちに“落とし穴”にはまってしまうケースも。
この記事では、スマホで卒園アルバムを作るときに知っておくと安心な「7つの心得」をわかりやすく紹介します。
「スマホでもできるけど、ちょっとしたコツでグンとクオリティが上がる」
そんなポイントを中心に、やさしくお伝えしていきます。
- スマホだけで卒園アルバムを作ることは本当にできる?
- LINEで送った写真はなぜ印刷すると粗くなるの?
- スマホでレイアウトするとき、バランスを保つコツはありますか?
- Canvaアプリで卒園アルバムを作る際の注意点は?
- 複数の保護者でスマホ制作を進めるときのコツは?
- 忙しくても短時間で仕上げる方法はありますか?
- スマホ制作でも“ちゃんとしたアルバム”に仕上げる秘訣は?
目次
1.スマホ制作の“リアル”を知っておこう
「スマホだけでできそうだから、わざわざパソコンは使わなくていいですよね?」
そう考える方はとても多いです。でも実際のところ、スマホだけでのオリジナルアルバム制作には“見えないハードル”がいくつかあります。
スマホでできること・できないことを整理しよう
まずは、スマホ制作の基本的な特徴を知っておきましょう。
スマホでできること
- 写真の撮影・簡単な補正(明るさ・色味など)
- Canvaなどのアプリでテンプレートに写真を配置
- PDFやJPEGへの書き出し
スマホでは難しいこと
- 細かなレイアウト調整(ズレやすい・重なりやすい)
- 写真の高精度なトリミングや色補正
- 大量データの管理・バックアップ
スマホだけでやり遂げようとすると「最初は簡単だけど、後半で手間が増える」傾向があります。
作業量が増えてくると画面の小ささや処理速度の限界が気になってくるかもしれません。
小さな画面では“全体のバランス”が見えづらい
スマホは手軽な反面、画面が小さい=デザイン全体が確認しづらいという特徴があります。
1ページのなかで写真が多くなると、どの写真が目立つのか、配置のリズムがどうなっているのかがつかみにくくなります。
とくに卒園アルバムは、ページごとに写真の枚数も多く文章やイラストも混在します。
スマホ画面で「いい感じ」に見えても、いざ印刷するとバランスが崩れて見えることがあります。
次の対策をお勧めします。
対策のコツ
- 定期的に“全体プレビュー”で確認する
- 一度PDF化して別の端末(タブレットなど)で見直す
- グリッドやガイド線を意識して配置する
お客様の中には「普段SNSの画像や動画をCanvaで作ってるんで卒アル制作もできると思います」というお話しを聞きます。
ですが、卒アル制作は数点の写真を扱うデザインとは異なり、多量の写真をパズルのように、しかもデザイン性を持たせてレイアウトをしなければなりません。
微妙な配置がうまくいかない、写真を1枚載せてはピンチアウトで全体バランス確認の繰り返し、予定掲載点数が収まらない-または余計な空間が目立つ…
などの思いがけない壁にストレスが募り、次第に制作から足が遠のくことは珍しいことではありません。
SNS制作のようにテンプレートを絡ませて「サクッと」「イメージ通りに」「短時間」で出来ることを想定していると、そのギャップに苦しみます。
パソコンもそうですが、ゼロからスマホで制作を行う場合はそれなりの根気と時間が必要であると心得ておくべきでしょう。
アプリ間のデータ移動で画質が落ちることも
写真を「撮る → 加工 → レイアウト → 書き出し」という流れで複数のアプリをまたぐと、そのたびにデータが圧縮されてしまうことがあります。
「きれいに撮ったはずなのに、印刷するとザラザラして見える…」
そんな声も少なくありません。原因の多くは、
- SNSアプリや無料加工アプリを経由する
- 自動圧縮がかかる共有設定を使用している
- 一度保存→再アップロードを繰り返している
これを防ぐには、
- なるべく1つのアプリ内で完結させる
- 加工する前にオリジナルデータをバックアップしておく
といった工夫が有効です。
「なんとかなる」で始めると後悔することも
スマホ制作は“気軽に始められる”のが最大の魅力です。
ですが「気軽に始めたまま最後まで突っ走る」と、完成間際にトラブルが起きやすくなります。
- 途中でアプリが落ちてデータが消えた
- 保存容量がいっぱいで作業できなくなった
- 思っていたより印刷費がかさんだ
こうした失敗を防ぐには、最初に全体の流れと目的を整理しておくことが大切です。
- どのアプリを使うか
- 写真の保管・共有方法を統一
- 作業分担(誰がどこまでやるか)を話し合う
これらを決めておくだけで、後半のトラブルがぐっと減ります。
こちらの関連記事もご参照ください。
2.写真の集め方がアルバムづくりのカギ
卒園アルバムづくりの最初の関門…それが「写真の収集」です。
どんなに素敵なデザインでも、写真の質や整理方法が整っていないと途中で行き詰まってしまいます。
特にスマホで制作する場合、写真の“受け渡し”や“画質の維持”が最大のポイント。
ここを丁寧に押さえておくことで、後の作業がぐっとスムーズになります。
LINEで送ると画質が落ちるって本当?
結論から言うと、はい、本当です。
LINEは写真を“軽くしてすぐ送れる”ように、自動で圧縮してしまいます。
つまり、「見た目はきれいでも印刷すると粗くなる」状態になりやすいのです。
たとえばこんなトラブルが…
- LINEで送られてきた写真を使ったら印刷時にザラついた
- 写真がぼやけて見えてしまった
- 拡大したらピントが合っていなかった
卒園アルバムはA4サイズで印刷されることが多く、スマホ画面で見るよりずっと大きなサイズになります。
解像度はスマホやパソコンモニターで綺麗に見える「72dpi」に対して、印刷はその4倍近い「300dpi」が必要となります。
そのため、オリジナル画質での受け渡しがとても大切です。解決方法としては、
- LINEで送るときは「オリジナル画像で送信」を選択
- できれば、LINE以外の方法(次項参照)でやり取りする
ネットを介しての写真収集に関連したブログ記事がございます。
オンラインストレージを使うと便利
LINEの代わりに活躍するのが「オンラインストレージ」です。
代表的なのは以下の2つです。
① ギガファイル便**
- 登録不要で無料
- URLで写真をまとめて共有できる
- 有効期限があるので注意(通常7〜14日)
② Googleフォト**
- 共有アルバム機能で、複数人と簡単に共有できる
- 実際には圧縮されるにも関わらず「見え方」はほぼオリジナルと同様
- 長期間の保存や整理にも向いている
これらを使えば、写真を“圧縮せずに”やり取りできます。
とくにGoogleフォトはスマホでも扱いやすく、フォルダごとの整理も可能です。
オンラインストレージで写真を「スマホから送る・スマホでもらう」方法を解説したブログがございます。併せてご覧ください。
フォルダ整理で作業効率アップ
写真が集まり始めると、今度は「整理」が課題になります。
バラバラのままだと、「どれを使う?」「どれが最新?」が分からなくなりがちです。
Googleフォトなどのクラウドで共有するにせよ、自分のスマホ内で保存するにせよ、
どちらも「フォルダ」で区分しておくと便利です。
おすすめの整理法
- 行事ごとにフォルダを作る(例:運動会/遠足/発表会)
- 各フォルダに“使用候補”と“予備”を分ける
- (理想は)ファイル名を日付+行事名で統一(例:2024_1021_undokai_001)※1
※1=パソコンで写真のファイル名称を変更するのは簡単ですが、スマホですと難しいと感じるかもしれません。直接変更することができず、操作にわずらわしさもあることから「対照表」を作成して管理すると良いでしょう。
もし名称変更を行いたいならChatGPTやWeb検索で「スマホ 写真 名前変更」などのキーワードで回答を探してみてください。
集めた写真は「保険」をかけておく
スマホで作業していると、つい忘れがちなのがバックアップです。
端末のトラブルやアプリの不具合で、突然データが消えることもあります。
バックアップのおすすめ手順
- GoogleフォトやiCloudに自動保存設定をオン
- 完成原稿とは別に「元写真フォルダ」をクラウド保存
- 委員長(代表者)も同じデータを持っておく
「二重保存」が安心の基本です。
3.レイアウトは思っているより難しい
「スマホはなんでも出来て万能」
「Canvaって簡単って聞いたから、きっと大丈夫」
そんな気持ちで卒園アルバムづくりを始める方は多いと思います。でも実際にやってみると…
「うまくまとまらない」「ごちゃごちゃして見える」「なんだかセンスがない…」
そんな“壁”にぶつかる方がほとんどです。
スマホ制作でよくある“レイアウトの落とし穴”と、その解決策を見ていきましょう。
小さな画面でバランスを取るのは想像以上に難しい
スマホの画面はとても小さいですよね。
卒園アルバム1ページには、平均で20〜50枚ほどの写真が入ることもあります。
小さな画面でこの数を並べると、全体の配置バランスがまったく見えないというのが最大の難点です。
「ここに1枚入れたら右が空いた」「もう少し写真を詰めよう」
そんな調整を繰り返すうちに、ページ全体が“ギュウギュウ詰め”になってしまうケースが多発します。
Canvaを“まっさらな状態”から使うのは危険!?
Canvaは確かに便利で自由度も高いツールです。
でも、「まっさらな白紙キャンバス」から卒園アルバムを組むのは、思っている10倍大変です。
よくある“痛い目”パターン
- 写真を置く位置が決まらず、あちこち動かしているうちに収拾がつかなくなる
- 拡大して配置→縮小して全体のバランス確認…を繰り返すことのストレス
- スマホの指操作で微妙なズレが直せない
- Canvaの無料素材だけではページ全体の統一感が出にくい
スマホのCanvaアプリは便利ですが、デザインをゼロから構築するのには不向きなのです。
SNSのコンテンツ作成で慣れてる方が「挫折した」ケースはままあります。
他アプリでのデザインも、スマホだと大変
「Canvaじゃなくても、写真コラージュアプリで作ればいいのでは?」と考える方もいますが、ここにも注意点があります。
代表的な課題
- 写真アプリでは“印刷サイズの指定”ができない
- SNS向け主流のため「A4サイズ」などのブックタイプが設定できない
- フォントや余白の調整ができず、プロっぽく見えない
- 保存時に強制的に画像圧縮される(=画質劣化)
これらはスマホ用アプリ全般に共通する“設計上の制約”です。
見た目はおしゃれでも、印刷仕上がりには向かないケースが多いのです。
解決策:テンプレートを使用してみませんか
ここでおすすめしたいのが、キッズドン!のCanvaテンプレートです。
このテンプレートは、卒園アルバム制作をされる保護者の方々の「困った」という声をもとに、スマホでもストレスなく仕上げられるように設計されています。
テンプレートの特長
- 写真フレームの位置やバランスが最初から整っている
- プロデザイナーによるCanva専用でのデザイン設計
- 配色・背景・装飾が一貫していて統一感が出やすい
- Canva無料プランでも使用できる
- 園児紹介ページは「指定人数に合わせて」リメイク(無料)
- リンクをタップしてすぐに制作開始できる即効性
このCanvaテンプレートを使用するメリットとしては
- 迷う時間がほぼゼロ
- 写真をドラッグ&ドロップするだけで完成形に近づく
- 印刷にも最適化された解像度で安心
- 配置した場所で画質補正が可能
つまり、「ゼロから作る苦労」ではなく「組み立ていく楽しさ」を体験できて、さらに高品質なページ原稿が作成できるのです。
「デザイン初心者」「スマホだけで作りたい」という方でも、安心して卒園アルバム制作を楽しめます。
詳しくは下のリンクカードより詳細をご覧ください。
フォトブックサービスを利用するという選択肢
スマホでレイアウトを自由に組むのは楽しい反面、どうしても時間やセンスが問われる工程です。
もし「ふんだんにデザインを盛る」ことにこだわらないのであれば、フォトブックサービスを使って“写真を並べるだけ”の体裁で済ませる方法もありです。
ただし、この方法にもメリット・注意点がありますので、ここで整理しておきましょう。
フォトブックが“シンプル派”に向く理由
- 操作がとても簡単(写真選択→テンプレート当てはめ)
- デザイン設計を気にしなくてよい(悩みが減る)
- 印刷・製本・配送まで一気通貫で完了(入稿不要)
注意したいポイント:掲載枚数とデザインの自由度
- 1ページあたり掲載できる写真枚数が少なめ
- デザイン自由度は抑えられる
- 「らしさ」を出しづらい(文字装飾や変則レイアウトに制限)
このあたりの折り合いをつけられるかどうかが、フォトブック方式を選ぶポイントになります。
代表的なフォトブックサービス例
フォトブック方式でよく使われているサービスとして、以下が挙げられます
- しまうまプリント(アプリで簡単・1冊198円〜)
- マイブック(MyBook)(高品質志向・PC/スマホ対応)
- フジフィルムフォトブック(FUJIFILM)など(老舗の安心感)
これらはいずれも、自由なデザインを重視しすぎなければ、手早く卒園アルバム風の体裁に仕上げるのに向いています。
4. アプリの“できること・できないこと”を理解しよう
「スマホのアプリで何でもできる」…そう思っていませんか?
確かに最近のデザインアプリはとても高機能になりました。
でも、卒園アルバム制作のような“ページもの”の作業では、アプリごとの限界を知っておくことが大切です。
ここでは、よくあるトラブル事例と、その回避方法を紹介します。
無料アプリでは「できること」が限られる
無料アプリは手軽に使えて便利ですが、卒園アルバムのようにページ数・データ容量・印刷解像度が大きい制作には向かないことがあります。
よくある制限ポイント
- 保存できるページ数に上限がある
- 高画質で書き出すと「有料プラン」に誘導される
- 使いたいフォントや素材が“Pro限定”
- 書き出したPDFに透かし(ウォーターマーク)が入る
スマホ容量・データ保存の限界に注意
スマホで作業していると、気づかないうちにデータがいっぱいになってしまうことがあります。
とくに卒園アルバムのように写真を何百枚も扱うと、「保存できない」「アプリが落ちる」「動作が重い」といった不具合が起こりやすくなります。
よくある事例
- Canva作業中にアプリが強制終了してデータが消えた
- 保存中にエラーが出て、せっかくのページが壊れた
- 書き出したPDFを開こうとしたらスマホ容量不足で動かない
これらの防止策としては、クラウドにデータを移行してバックアップを取り、作業前にストレージ(スマホの保存場所)の空き容量を確認するなどがあります。
アプリを乗り換えながら使うのは非効率
「写真加工アプリで補正して、別のアプリで文字を入れて、最後にCanvaで配置して…」
このように複数アプリを行き来するのは、思いのほか非効率です。その理由は、
- 加工のたびに画質が落ちる(圧縮の連鎖)
- 保存形式が異なり、読み込みでトラブルが起きる
- ファイルがスマホ内で分散して管理できなくなる
結果的に、「どれが最新版?」と混乱し、作業が止まってしまうケースも。
このことからCanvaのような「一つのアプリで全てが完結する」ものを使用するのが一番の解決策となります。
5.みんなで作るなら“スマホだけ”は危険信号
卒園アルバムづくりは、多くの場合“チーム作業”です。
保護者代表のアルバム委員を中心に、複数人で写真を集めたり、ページを分担して進めていきます。
そんなときに問題となるのが「スマホだけで作業する」というスタイル。
個人で作るぶんには便利でも、チーム全体で進めるには“危険信号”も潜んでいます。
「データ共有」がとにかくやっかい
スマホではファイル共有の仕組みが人によってバラバラになりがちです。
たとえば──
- Aさん:LINEで写真を送る
- Bさん:Googleフォトで共有
- Cさん:メールに添付して送る
これにより「AさんはBさんに送った-Bさん知らなかった(気づかなかった)」ということが多大にしておこりがちです。
さらに、LINE等の圧縮がかかるアプリ経由でで送られた画像は、圧縮によって画質が落ちるため、印刷すると粗くなるという問題にもつながります。
また、スマホ自体やアプリの操作知識の差や、スマホ制作特有の「根気がいる作業」が出来る人出来ない人、異なるアプリ使用による「あまりにも風合いが違いすぎるページデザイン」などの現実を目の当たりにし、安定した制作に障壁が立ちはだかります。
解決策:スマホ+クラウド+テンプレートの“三位一体”
チーム制作をスムーズに進めるには、次の3つを組み合わせるのがおすすめです。
- 1.スマホ:すぐ開けて編集できる
- 2.クラウド:チーム全員で共有・バックアップ
- 3.テンプレート:全員が同じ風合いのデザインでレイアウト作業できる
尚、キッズドン!が提供する「Canvaテンプレート」はまさにこの仕組みに最適です。
- Canvaのチーム共有機能に対応
- ページ構成が統一されるので、複数人で作っても見た目が整う
- 進捗を共有しながら少しずつ更新可能
つまり、「スマホでもチーム制作がちゃんとできる」という現実的な解決法となります。
6.時間がない人でもできる“時短スマホ術”
「やる気はあるけど、時間がない…」
これはほとんどの卒園アルバム委員さんが抱える共通の悩みです。
お仕事、家事、育児の合間に制作を進めるのは容易なことではありません。
ここでは、忙しい保護者の方におすすめの“時短スマホ制作術”をご紹介します。
(私ども卒園アルバム制作メーカー キッズドン!のサービス案内となりますがお許しください)
Canvaテンプレートで1ページ20分で完了を目指す
おすすめするのは「キッズドン!のCanvaテンプレート」を使う方法です。
上にある図は100種類の内の一例です。
このテンプレートは、「デザインに迷わない」「配置に悩まない」「スマホ操作に最適」をテーマに設計されています。たとえば、
- 写真フレームの配置・サイズがあらかじめ整っている
- どんな行事にもふさわしい汎用性の高いデザイン
- スマホでもタップしやすい位置に要素が配置されている
- ドラッグ&ドラッグだけで写真が「フレーム」にフィット
そのため、写真を入れるだけで約20分で1ページ完成。
デザイン初心者でも、まるでプロが作ったようなページに仕上がります。
忙しい方こそ「自分で1から組み立てない」仕組みを選ぶことが大切です。
写真加工は“ほどほど”が時短のコツ
「せっかくのアルバムだから写真を全部いい感じに補正したい」
そんな気持ちは素敵ですが、実はこれが時間ロスの元。
おすすめは、“必要最低限の加工だけ”にすることです。
ご案内のCanvaでも以下の調整は十分できます。
- 明るさ/コントラストを少し整える
- トリミングで構図を整える
- 彩度を上げすぎない(印刷で色が強く出やすいため)
背景除去や不要物の消去など、高度な補正はCanva Pro(サブスクリプション)でワンタップ対応。
外部アプリを使わずCanva内で完結させることで、時間を大きく節約できます。
“スキマ時間”を使って少しずつ進める
「まとまった時間が取れない」という方は、小分け作業スタイルをおすすめします。
1回15〜20分でもできるタスク例
- 朝の通勤中:写真の選別だけ行う(スマホ)
- 昼休み:写真をテンプレート上のフレームに配置する(スマホ)
- 夜のリラックスタイム:レイアウトを微調整(パソコン)
- 委員の集まりで相談しながら写真差し替え(タブレット)
Canvaは自動保存機能があるので、いつでも中断・再開OK。
スマホアプリを開くだけで、すぐ続きから始められます。
また同一アカウントでログインすれば「スマホ-パソコン-タブレット」とどの端末でも作業を横断してできます。
「少しづつ」「1ページずつ」と分けることで、気づけば全体が完成に近づいていきます。
加工アプリを渡り歩かない“一括処理”の考え方
スマホに詳しい方ほどついアプリを使い分けたくなります。
でも、複数アプリを使うほど時間もミスも増えるというリスクも存在します。
ポイントは、“アプリをひとつに絞る”こと
たとえばCanvaなら「選ぶ・配置する・調整する」を一気に済ませることができます。
そうすることで、データの行き来やファイル探しがなくなります。
また、Canvaには“複製機能”があるため、1ページを作ったらそのページをコピーして構成だけ変えることができるのです。
はじめに「ざっくりとした感覚で作成する」→「複製されたページで再検討いアクション」という作業を可能にします。
良くあるのが「再検討を進めたが最初の原稿がやはり一番良かった」という事象です。
この時、最初の原稿は保存されているので「戻る」ことができます。
「完璧を目指さない勇気」も大切
アルバム制作で時間を奪う最大の原因は、「もっと良くできるはず」と細部をこだわりすぎることです。
もちろん思い出の一冊ですから、気持ちはよくわかります。
ですが、スマホ制作では操作精度にも限界があるため、100点を目指すより「80点でいいから楽しく終える」ほうが満足度が高いケースが多いです。
「時間をかけずにクオリティを保つ」ための工夫こそが大切なのです。
スマホ制作は、“手軽”であることが一番の強みですから、正しいそれなりの使い方をすれば、忙しい毎日の中でも心のこもったアルバムがしっかり形になります。
7.スマホでも“ちゃんとした卒園アルバム”は作れる!
「スマホだけでアルバムなんて無理だと思ってたけどやってみたら意外とできた!」
そんな声を、実はたくさんいただいています。
ここまで読んでくださった方はもうお分かりのとおり、スマホ制作には確かに“制限”があります。
でも、それを理解して上手に使えば、スマホでも十分“ちゃんとした卒園アルバム”が作れるのです。
スマホ制作でうまくいく人の共通点
スマホ制作を成功させる方には、いくつかの共通点があります。
- 1「完璧より完成」を優先している(細部より想いが伝わるページを重視)
- 2 写真集めのルールを最初に決めている(高画質共有で迷わない)
- 3 Canvaテンプレートを活用している(最初から方向性が整う)
- 4 チーム作業のルールを共有している(担当が替わっても崩れにくい)
「工夫」と「仕組み」を取り入れている人ほど、スマホでもスムーズに完成までたどり着いています。
“楽しく続ける”ことが何より大切
アルバム制作が途中でつらくなる原因の多くは、
- ゴールが見えない
- 手間に対して成果が感じられない
の2つにあります。
ご案内しているCanvaテンプレートを使うと、作業のたびに形が見えるため、「今日ここまで進んだ」という小さな達成感が積み重なります。
スマホの手軽さとテンプレートの安心感が組み合わさることで、“苦労”ではなく“楽しみながら作る”卒園アルバムに変わります。
それでも限界を感じたら「プロにおまかせ」もご検討ください
ご案内しているキッズドン!のCanvaテンプレートは、お客様の悩みや苦手意識を解決する仕組みを取り入れ作られてますが、それでもご事情により「制作がうまくいかない」「時間がなく作成が追いつかない」ということもあるでしょう。
そんな時には原稿制作を丸投げする「おまかせコース」もご検討ください。
制作進行は次の通りです。
- お客様により「どのページにどの写真を入れるか」までの選定作業をしていただく
- 確定した写真をキッズドン!にオンラインストレージで送付(※)
- お預かりした写真の画質検証-補正作業を行い問題なければデザインレイアウトを行う
- 初校提出→写真差し替えや文字訂正があればそれを修正
- 全ページ作成完了後、印刷製本を経て、指定先にお届け
つまり、お客様の作業は「写真を選んで送るだけ」となります。
Canvaテンプレートの特典基となる「そのまんまコース(原稿制作のコース名)」提示料金に「プラス300円/1冊」で、これが実現します。
「子どもたちの“いま”を残す」ことが一番の目的
卒園アルバムは上手に作ることが目的ではありません。
大切なのは「子どもたちがこの時期にどんな表情で、どんな毎日を過ごしていたか」を残すことだと私は思います。
凝った切り抜きやエフェクトなどは「それ自体にインパクト」はあっても、その背後にあるシチュエーションを見出すことはできません。
その加工に時間を掛けるならば、スマホ片手で手早く制作をしてみて「イマイチならパパっと写真を変更」を繰り返し、完成度を上げる方をお勧めします。
おわりに:スマホでも“心のこもった一冊”は作れる
ここまで紹介してきた「7つの心得」をまとめると、スマホ制作の本質は「便利さを理解して活かすこと」にあります。
- スマホは万能ではないが、使い方次第で強力な味方になる
- Canvaテンプレートで迷いを減らし、時短とクオリティを両立
- 写真の共有・バックアップ・レイアウトはルール化して進める
- 無理をせず、楽しみながら続ける
どんなツールで作っても、子どもたちへの想いがこもっていればそれが“最高の卒園アルバム”です。
「スマホでも、ちゃんと作れたね」そう笑いながらアルバムをめくる日を想像しながら、制作を楽しく進めていきましょう。
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。それでは、また。
キッズドン! 代表 宗川 玲子(そうかわ れいこ)
(宣伝になります)
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